
開業3ヶ月の不動産会社の活用事例|月5万円で問い合わせ6倍を実現
不動産
月5万円
神奈川県 創業18年以上
企業規模: 神奈川県 創業18年以上
業界: 不動産
神奈川県で18年の実績を持つ地域密着型不動産会社。
従業員6名の小規模体制で、住宅売買・賃貸仲介・リフォーム相談まで幅広くサポート。
「お客様の人生に寄り添う不動産パートナー」として、地域の住まい事情を熟知した丁寧なコンサルティングを強みとしている。しかし、デジタル化の波に乗り遅れ、新規集客の大部分を紹介や看板広告に依存している状況が続いていた。競合他社のオンライン施策進展により、市場シェア低下への危機感を抱えていた。
最初は月5万円という低額からスタートできるのが決め手でした。正直、WEBマーケティングは未知の世界で、いきなり大きな投資をするのは不安だったんです。
マークリスさんは「まずは小さく始めて、成果を見ながら段階的に拡大していきましょう」と提案してくれて、その柔軟さに安心感を覚えました。
最初の3ヶ月で問い合わせが倍増したのを見て、8万円プランに移行。さらに半年後には動画コンテンツも始めて13万円プランへ。今では月間問い合わせが70件を超え、売上も2.5倍になりました。
何より驚いたのは、遠方のお客様からも「動画を見て」という問い合わせが増えたことです。今まで商圏外だったエリアからも集客できています。
段階的に成長できたおかげで、社内の体制も無理なく整えることができました。急激な変化ではなく、着実にステップアップできたのが良かったです。
LINEで夜遅くに相談しても、必ず返事をくれるマークリスさんの対応力には本当に感謝しています。
不動産業界全体のデジタル化が急速に進む中、同社では月間のWEB問い合わせがわずか12件程度という状況が続いていた。売上の約80%を紹介と看板広告に依存しており、新規開拓力の低下が深刻な課題となっていた。
競合他社では積極的なSNS活用や動画マーケティングにより若年層の取り込みに成功している一方で、同社の顧客層は50代以上に偏っており、将来的な事業継続への不安が高まっていた。
特にコロナ禍以降、対面営業の機会が制限される中で、オンラインでの情報発信力の不足が顕著に表れていた。
社内にはWEBマーケティングの知識を持つスタッフがおらず、ホームページも更新頻度が低い状態。SNSアカウントは開設していたものの、ほとんど活用できていない「休眠状態」だった。デジタル施策の必要性は感じていたものの、何から始めれば良いのか分からず、また初期投資への不安もあり、なかなか踏み出せずにいた。
マークリスでは、同社の予算と成長段階に合わせて、段階的なサービス拡充戦略を実施しました。
フェーズ1では、リスクを最小限に抑えながら確実な成果を出すことに集中。Instagram運用では地域の魅力と物件情報を組み合わせた親しみやすいコンテンツ制作からスタート。SEO対策では「藤沢市 不動産」など基本的な地域キーワードでの上位表示を狙い、MEO対策と合わせて地域での認知度向上を図った。この段階で月次レポートによる成果の可視化と、無制限チャットによる密なコミュニケーションで信頼関係を構築した。
フェーズ2では、初期成果を受けてサービス範囲を拡大。Instagram運用を強化し、投稿頻度とコンテンツの質を向上。SEO対策も対象キーワードを拡充し、より幅広い検索ニーズに対応。LINE公式アカウントの構築により、顧客との接点を増やし、広告運用で新規リーチ拡大を実現。ブログ記事作成により、専門性の高いコンテンツで信頼性向上を図った。
フェーズ3では、動画コンテンツ制作を本格導入。物件紹介動画、地域紹介動画、スタッフ紹介動画など多角的なアプローチで差別化を図った。特に物件の内見動画は反響が大きく、遠方顧客からの問い合わせ獲得にも成功。SEO対策も本格化し、より専門的なキーワードでの上位表示を実現。広告運用も予算を拡大し、動画広告も活用してブランド認知向上を推進した。
各フェーズを通じて重視したのは、段階的な成長による社内体制の整備。急激な変化ではなく、徐々にデジタルマーケティングに慣れ親しんでもらいながら、成果を実感できる設計とした。また、競合分析レポートにより市場動向を把握し、常に一歩先を行く戦略立案を心がけた。
18ヶ月間の段階的取り組みにより、WEB経由の問い合わせ数が月12件から70件へと約6倍に増加し、売上も前年同期比250%を達成という劇的な成長を実現。
成功の鍵となったのは、段階的な成長戦略による無理のない体制構築。各フェーズで成果を実感しながら次のステップに進むことで、社内の理解と協力を得ながらデジタル化を推進できた。特に動画コンテンツは継続的な制作により、常に新鮮な情報発信を維持している。
現在は月次の戦略会議を通じて、市場動向や競合分析に基づいた施策調整を実施。季節性のある不動産市場に対応するため、繁忙期・閑散期それぞれに最適化されたコンテンツ戦略を展開。また、顧客からのフィードバックを積極的に活用し、よりニーズに沿った情報発信を心がけている。
今後は地域コミュニティとの連携強化や、VR技術を活用した物件案内システムの導入など、さらなる差別化戦略を検討中。段階的成長モデルの成功体験を活かし、新たな挑戦にも積極的に取り組んでいく方針である。
この事例で最も重要だったのは、お客様のペースに合わせた段階的な成長設計です。不動産業界では伝統的な営業手法が根強く、いきなりデジタル化を進めると現場に負担がかかります。月5万円から始めて成果を実感していただき、自信を持って次のステップに進んでいただけたことが成功の要因でした。
特に動画コンテンツの効果は想像以上で、物件の魅力を視覚的に伝えることで遠方顧客の獲得にもつながりました。地域密着の強みを活かしながら、商圏を拡大できたのは大きな成果です。今後も市場の変化に応じて柔軟にサービスを拡充し、長期的なパートナーシップを続けていきたいと思います。無制限チャットでの密なコミュニケーションにより、まさに「社内マーケティング部」として機能できているのが何より嬉しいです。