技術には自信がある。でも発信の場所がなかった
実績も、技術力も、地元での信頼も確実にある。長年の経験で培った専門知識やサービス品質には絶対の自信を持っている。
けれど、それらが届くのは既に知っている人や紹介された人だけ。 新しく探している人の目には、そもそも存在すら映っていない。
そんな現実に、もどかしさと危機感を抱くようになりました。
具体的に直面していた課題
・保険診療の制約がある
・新規患者の獲得が困難
・競合が多く差別化が困難
・リピート率の向上が課題
・WEBマーケティングの知識がなく、何から始めればいいか分からない
このような状況の中で、特に大きな転機となったのは、ある日近隣の同業者の動向を見たときでした。
コロナ禍を境に、明らかにお客様の行動パターンが変わったのを感じていました。
以前なら紹介や口コミで十分だった新規開拓が、急に難しくなってきた。
調べてみると、皆さんネットで情報収集してから業者を選んでいることが分かったんです。
変化する顧客行動への対応の必要性
地域性を考えても、従来の『看板とチラシ、紹介だけ』という集客方法では、もはや時代の流れに追いつけないという危機感がありました。
地域密着で10年以上やってきた実績があるのに、それを新しいお客様に伝える手段がない。これは大きな機会損失だと感じていました。
課題についての経営者の声
「技術には自信があるんですが、それを伝える方法が分からなくて。近くに新しい整骨院もできて、競争も激しくなってきました。SNSとかも始めてみたんですが、何を投稿していいか分からず、結局放置してしまって。」
同業者の中には『ネットなんて必要ない、腕が良ければお客さんは来る』という考えの人もいます。でも実際には、腕が良くても知ってもらえなければ選ばれない時代になったなと痛感していて。
そんな時、知人から『月5万円くらいから始められるWEB支援がある』と聞いて。これなら失敗してもダメージは少ないし、まずは試してみようと思ったんです。
正直、最初は半信半疑でした。でも、『何もしなければ確実に先細り』という危機感の方が大きくて。まずは小さく始めて、効果があれば続ける、ダメなら別の方法を考える、という気持ちで決断しました。
月5万円のプランで、地元検索に強い状態をつくるためのMEO
反響の出やすい施策に絞り、検索に強く、問い合わせまで自然につながる仕組みを整備しました。
実施した施策内容
【Googleビジネスプロフィール（MEO）整備】
- 店舗情報、サービス内容、営業時間などの見直しと最適化
- 地域キーワード設計
- 施工・接客・店舗外観の写真を20枚以上投稿
- 週2回の情報発信
- カテゴリ・属性・エリアタグの調整と競合調査の反映
【LPとの導線設計】
- GoogleマップからLPに誘導するリンクをプロフィールに設置
- LPでは物件の特徴や問い合わせまでの流れを分かりやすく構成
- LINEまたは電話でスムーズに問い合わせできる導線を構築
【クチコミ設計と収集サポート】
- クチコミ依頼のテンプレートと紙カードを用意
- 来店者や契約者への声かけフローを作成
- クチコミへの返信例も複数パターン提供
【レポート＋改善提案（毎月）】
- 表示回数、検索ワード、アクセス数を毎月可視化
- 競合の動きや表示順位を比較し、改善点を提案
- クチコミ数や投稿の反応をふまえた次月の運用アドバイス
【チャットサポート】
- 写真の選定、文章のチェック、返信文の添削など日々の運用を伴走支援
- 経営のお悩みなどなんでもいつでも相談できる体制
地域キーワードで検索1位。問い合わせ数も月5件から20件に
- 問い合わせ数：月5件 → 月20件（4倍）
- ホームページアクセス数：2.5倍に増加
- Googleマップの検索表示回数：約5.0倍
- クチコミ数：6件から20件超に増加
さらに詳しい成果
- リピーターのお客様からの紹介も34％増加
- SNS経由での問い合わせが全体の34％を占めるように
- Googleマップからのルートアクセスがこれまでの5.0倍に増加
数値以外の変化
- 遠方からの問い合わせも増加
- 家族からも『テレビで見るような会社みたい』と言われるように
成果についての経営者の声
実は、最初の2ヶ月は『本当に効果があるのかな？』と半信半疑でした。でも3ヶ月目から明らかに変化が見えてきて、6ヶ月後には問い合わせの質も量も変わっていることを実感しました。
何より印象的だったのは、お客様の方から『ホームページを見て』『口コミを読んで』と言ってくださること。事前に情報を調べて納得した上で連絡してくださるので、成約率も上がったように感じます。
月5万円の投資で、これだけ変化があるとは正直思っていませんでした。
整っているかどうかが、選ばれるかどうかを決める
- 地域で上位表示されるには、基本情報・写真・投稿・クチコミの4つが欠かせない
- 無料でできる範囲を『戦略的に最大活用』するだけでも、広告以上の成果が出せる
- 必要なのは派手な発信よりも、地元ユーザーに伝わる設計と継続
- 「投稿が止まっている」「クチコミが古い」だけでも、ユーザーは離脱する
Q&A：よくある質問
写真や投稿を自分で用意できないけど？
→ 写真はスマホで撮るだけでも大丈夫です。運用はすべて弊社で実施します
月5万円でも本当に順位が上がりますか？
→ はい。順位は情報の整備度と継続性に強く影響されます。適切な施策をすれば、十分上位表示が可能です。
クチコミが全然ないけど大丈夫？
→ 問題ありません。依頼しやすいテンプレートと仕組みがあれば、数ヶ月で自然に増えていきます。
地域に競合が多くても勝てますか？
→ はい。情報の更新頻度とクチコミ対策、導線の工夫で十分上位表示が狙えます。
ホームページが古いままでも大丈夫？
→ 最低限の情報がまとまったLPがあれば問題ありません。必要に応じてホームページの改善提案も可能です。
無料で見られる場所こそ、最優先で整えるべきだった
限られた人員、限られた予算。そんな中でも成果を出せたのは、
『無料で見られる場所』であるGoogleマップと、その中身の整備を最優先したからです。
小さな会社でも、見せ方と仕組みを整えれば『見つけてもらえる』『選ばれる』状態はつくれる。
広告にお金をかける前に、まずやるべきは情報の整備。 反響が出る順番と仕組みを、この事例が教えてくれました。
半年後、ネットからの予約が自然と入る状態を目指すなら、今がその第一歩かもしれません。
