工務店の口コミを増やす方法7選|Google・SNSで信頼アップ!

工務店の口コミを増やす方法7選|Google・SNSで信頼アップ!

「Googleマップの口コミが少なくて信用されない…」

「お願いしてもなかなか書いてもらえない…」

「他の工務店はどうやって口コミを集めてるの?」

こうした悩みは、地域密着型の工務店であれば誰もが一度は抱いたことがあるのではないでしょうか。

実際に私も多くの工務店経営者の方とお話しする中で、「技術力には自信があるけれど、それが外から見えない」「良い仕事をしているのに、新規のお客様にそれが伝わらない」という声を本当によく耳にします。

現代では、お客様が工務店を選ぶ際に、必ずと言っていいほどインターネット上での評判や口コミをチェックしています。つまり、どんなに良い仕事をしていても、それが「見える形」になっていなければ、新規顧客の獲得は困難になってしまうのです。

この記事では、工務店が自然にクチコミを集め、GoogleやSNSで信頼されるアカウントを育てるための7つの具体的な方法を実例付きで詳しく紹介します。明日からでも実践できる内容ばかりですので、ぜひ参考にしてください。

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目次

口コミが”集客の決め手”になる時代

まず、なぜ現代において口コミがこれほど重要になっているのか、その背景を理解しておきましょう。

お客様の行動パターンが大きく変化している今、口コミは単なる「参考情報」ではなく、「選択の決定要因」になっているのです。

ユーザーは検索前に「評価」を確認する

現代のお客様の行動を観察すると、興味深い傾向が見えてきます。

以前は「まず詳しい情報を調べて、最後に評判を確認する」という流れでしたが、今は「まず評判を確認して、良さそうなら詳しく調べる」という順序に変わっています。

例えば、「○○市 工務店」で検索した際、検索結果に表示される工務店の中から、まずGoogleマップの星評価や口コミ件数を見て、「この工務店は信頼できそうか」を判断します。そこで良い印象を受けたものだけ、ホームページを詳しく見るという流れです。

つまり、口コミや評価が低いと、そもそも詳細を見てもらえないという状況が生まれています。どんなに素晴らしいホームページを作っても、口コミが少なければ、その入口で足切りされてしまうのです。

口コミは”第三者のリアルな声”=信頼構築に直結

住宅は人生で最も高額な買い物の一つです。お客様にとって工務店選びは「絶対に失敗したくない」重要な決断であり、慎重に検討を重ねます。そのような状況で、最も信頼性が高い情報源となるのが「第三者のリアルな声」、つまり口コミなのです。

工務店が自社のホームページで「当社は技術力が高く、お客様満足度も高いです」と言っても、それは「当然そう言うだろう」という印象を持たれがちです。しかし、実際にその工務店で家を建てたお客様が「技術力が高く、満足している」と投稿していれば、同じ内容でも信頼性は格段に高まります

心理学的にも、人は「権威からの情報」よりも「同じ立場の人からの情報」により強く影響を受けることが知られています。工務店にとって口コミは、お客様と同じ立場の人からの「推薦状」として機能するのです。

Googleマップ・Instagram・SUUMOなどで口コミが影響力を持つ理由

口コミが影響力を持つプラットフォームは多岐にわたります。

それぞれが異なる特徴と役割を持っているため、工務店としては複数のプラットフォームでの口コミ収集を考える必要があります。

Googleマップ(MEO)は、地域検索において最も重要な位置を占めています。「○○市 工務店」で検索すると、通常のWebサイトよりも上位にGoogleマップが表示されるため、ここでの評価が第一印象を大きく左右します。

Instagramでは、施工事例の写真とともに、お客様が自発的に投稿するコメントが口コミとして機能します。ハッシュタグ「#○○工務店」などで検索すると、リアルなお客様の声を確認できるため、検討中のお客様にとって非常に参考になります。

SUUMOホームプロなどの住宅専門サイトでは、より詳細な口コミが投稿される傾向があります。工期、予算、対応の良さなど、具体的な項目について評価されるため、検討段階の深いお客様にとって重要な判断材料となります。

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工務店の口コミを増やす方法7選|Google・SNSで信頼アップ!

工務店のクチコミを増やす方法7選

それでは、具体的にどのような方法で口コミを増やしていけばよいのでしょうか。成功している工務店が実践している、効果的な7つの方法を詳しく解説していきます。重要なのは、お客様に無理強いするのではなく、自然な流れで口コミを書いていただくことです。

① 引き渡し時に「口コミのお願い」を丁寧に伝える

最も効果的なタイミングは、お客様の満足度が最高潮に達する「引き渡し時」です。

新居の鍵を受け取り、夢のマイホームが完成した瞬間は、お客様の感謝の気持ちも最高レベルになっています。このタイミングを逃さず、自然な形で口コミをお願いしましょう。

対面+台本+チラシで”お願い”の流れを標準化

口コミのお願いは、場当たり的に行うのではなく、標準化された流れを作ることが重要です。多くの工務店で成功している方法は、以下のような流れです:

  • 感謝の気持ちを伝える:「この度は弊社をお選びいただき、ありがとうございました」
  • 今後の関係継続を示す:「今後もアフターサービスでお付き合いください」
  • 口コミの意義を説明:「同じように家づくりで悩んでいる方の参考になります」
  • 具体的な方法を提示:QRコード付きのチラシを渡す

重要なのは、「お客様のため」という視点でお願いすることです。

「弊社のために」ではなく、「同じように家づくりで悩んでいる方のために、ぜひあなたの体験を共有してください」という伝え方をすることで、お客様も協力しやすくなります。

台本の例:「○○様のように、最初は不安だったけれど、最終的に満足できた、という体験談は、これから家づくりを始める方にとって非常に参考になります。もしよろしければ、簡単で構いませんので、Googleマップに感想を書いていただけませんか?」

② LINE・メールで口コミリンクを送る

引き渡し時にお願いしても、その場で書いてもらうのは現実的ではありません。お客様は新居への引っ越しや各種手続きで忙しく、口コミを書く時間的・心理的余裕がないからです。そこで有効なのが、後日LINEやメールで具体的な方法を送信するアプローチです。

お礼メッセージ+QRコード or 直接リンクを活用

効果的なフォローアップメッセージの構成は以下の通りです:

  • お礼と近況確認:「新居での生活はいかがですか?」
  • 口コミのお願い:「以前お話しした口コミの件ですが…」
  • 簡単な方法の提示:QRコードまたは直接リンク
  • 負担軽減:「お時間のある時で構いません」

特に効果的なのは、GoogleマップのレビューページへのQRコードを画像として送信することです。スマートフォンでQRコードを読み取るだけで、直接レビュー投稿画面に移動できるため、お客様の手間を最小限に抑えることができます。

送信のタイミングは、引き渡しから1週間後程度が適切です。お客様が新居での生活に慣れ始め、落ち着いた気持ちで家づくりを振り返ることができる時期だからです。

③ 特典付きキャンペーンで促す(例:QUOカード)

純粋な善意だけで口コミを集めるのには限界があります。多くの成功している工務店では、適切な範囲内で特典を用意することで、口コミ投稿のハードルを下げています。

法令に配慮しながら「レビューキャンペーン」などで実施

特典付きの口コミキャンペーンを実施する際は、法的な配慮が必要です。重要なポイントは、「内容に対して対価を支払うのではなく、投稿という行為に対する謝礼」という位置づけにすることです。

具体的な特典例としては:

  • QUOカード(1,000円程度):最も一般的で受け取りやすい
  • 地域商品券:地域密着の印象も与えられる
  • アフターサービス特典:定期点検の割引など
  • オリジナルグッズ:記念品として価値のあるもの

キャンペーンの告知では、「正直な感想をお聞かせください」「良い点も改善点も含めて」など、偏った内容を求めていないことを明確にすることが重要です。これにより、口コミの信頼性を保ちながら、投稿を促進できます。

注意点:特典の金額が高すぎると、「お金で口コミを買っている」という印象を与えかねません。あくまで「お礼の気持ち」として受け取られる範囲内の特典に留めることが大切です。

④ OB訪問や点検時に”満足の声”を投稿に変える

引き渡し後のアフターサービスは、新たな口コミを獲得する絶好の機会です。特に、定期点検や OB 訪問の際にお客様から「やっぱりお願いして良かった」「住み心地が良い」といった声をいただくことが多いはずです。

「よければ今日の感想を投稿いただけませんか?」

アフターサービスの場面では、お客様が自然に満足の気持ちを表現してくれます。「住み心地が良くて、本当に満足しています」「メンテナンスもしっかりしてくれて安心です」といった声をいただいた際に、そのタイミングで口コミ投稿をお願いするのが最も効果的です。

このアプローチが効果的な理由は、お客様が既に満足の気持ちを言葉にしているため、それをそのまま口コミとして投稿してもらいやすいからです。「今おっしゃっていただいた感想を、よろしければGoogleマップに書いていただけませんか?同じように検討されている方の参考になると思います」という流れで依頼します。

また、点検やメンテナンスの際には、「アフターサービスの良さ」についても口コミに書いてもらえる可能性があります。これは新規のお客様にとって、工務店選びの重要な判断材料になります。

⑤ SNSに投稿された声をストーリーズ・投稿で紹介

お客様が自発的にSNSに投稿してくれた内容は、最も自然で信頼性の高い口コミです。これらの投稿を見つけたら、お客様の許可を得て、自社のSNSでも紹介しましょう。

「#◯◯工務店で建てた家」などのタグ活用も

Instagram では、独自のハッシュタグを作ることで、お客様の投稿を集約できます。例えば「#○○工務店で建てた家」「#○○工務店の注文住宅」などのタグを推奨し、完成引き渡し時に「もしSNSに投稿される際は、このタグを付けていただけると嬉しいです」とお願いします。

こうして集まった投稿を定期的にチェックし、素敵な投稿があれば、お客様に連絡を取ってリポスト(再投稿)の許可をいただきます。その際は、単純な再投稿ではなく、「素敵なお写真をありがとうございます!」「○○様の笑顔を見ていると、私たちも嬉しくなります」など、感謝のコメントを添えることが大切です。

また、Instagram のストーリーズ機能を使って、お客様の投稿を紹介することも効果的です。ストーリーズは24時間で消える仕様のため、お客様も気軽に「どうぞ」と言ってくれることが多く、リアルタイムでお客様の声を発信できます。

⑥ 手書きのお客様の声をWEB用に転用(写真+文字起こし)

多くの工務店では、引き渡し時や完成後にアンケート用紙で「お客様の声」を収集していると思います。これらの手書きの声は、WEB上の口コミとしても十分活用できる貴重な資産です。

「実際の声」をブログやSNSで活かすことで二次活用に

手書きのお客様の声をデジタル化する方法はいくつかあります:

  • 写真撮影してSNSに投稿:手書きの温かさがそのまま伝わる
  • 文字起こししてブログ記事に:検索エンジンからも評価される
  • ホームページの「お客様の声」ページに掲載:信頼性向上に直結
  • 営業資料として活用:商談時の信頼構築に効果的

重要なのは、お客様の許可を得ることです。「いただいたお声を、同じように家づくりを検討されている方の参考として、ホームページやSNSで紹介させていただいてもよろしいでしょうか?」と丁寧にお聞きします。

手書きの声は、デジタルの投稿にはない「リアリティ」と「温かみ」があります。特に年配のお客様や、デジタルに慣れていない方の声を集めるのに有効です。また、手書きの文字からは人柄も伝わるため、見る人に安心感を与える効果もあります。

⑦ 社内で”口コミ件数”を指標化&目標化する

口コミ収集を継続的に行うためには、社内で仕組み化することが不可欠です。担当者の個人的な努力に依存していると、継続性に問題が生じます。

社員・現場監督・営業で連携して継続収集

口コミ収集を組織的に行うための体制作りには、以下の要素が重要です:

  • 目標設定:月○件、年○件の具体的な目標を設定
  • 役割分担:営業→依頼、現場監督→フォロー、事務→管理
  • 進捗管理:月次会議で実績と課題を共有
  • 成功事例共有:うまくいったアプローチを標準化

特に効果的なのは、現場監督と営業担当の連携です。現場監督は施工中にお客様との信頼関係を築いているため、「工事中の対応が良かった」という内容の口コミを依頼しやすい立場にあります。一方、営業担当は引き渡し時やアフターフォロー時に口コミを依頼する機会が多くなります。

口コミ収集の目標例:年間新築10棟の工務店の場合、1棟あたり1件の口コミ収集を目標とすれば、年間10件の口コミが集まります。これにOBからの追加口コミやリフォーム顧客からの口コミを加えれば、年間15〜20件の口コミ収集も可能です。

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Googleマップ(MEO)での口コミ活用術

数あるプラットフォームの中でも、特に重要なのがGoogleマップでの口コミです。地域検索において圧倒的な影響力を持つGoogleマップでの口コミを効果的に活用するためのポイントを詳しく解説します。

① 星の数だけでなく「内容」が読まれている

Googleマップの口コミでは、5段階の星評価に注目が集まりがちですが、実際にお客様が最も重視しているのは口コミの「内容」です。星4.5でも内容の薄い口コミより、星4.0でも具体的で詳細な口コミの方が信頼性が高く評価されます。

お客様が特に注目する口コミの内容は以下の通りです:

  • 対応の良さ:「親身に相談に乗ってくれた」「要望をしっかり聞いてくれた」
  • 技術力:「難しい条件でも対応してくれた」「仕上がりが期待以上だった」
  • コストパフォーマンス:「予算内で理想の家ができた」「追加費用の説明が明確だった」
  • アフターサービス:「引き渡し後も丁寧にフォローしてくれる」「メンテナンスが充実している」

そのため、口コミをお願いする際は、「どのような点が良かったか、具体的に教えてください」という依頼の仕方をすることが重要です。「よかったです」だけの口コミより、「なぜよかったのか」が分かる口コミの方が、他のお客様にとっても参考になります。

② 写真付きレビューで反響率がUP

Googleマップの口コミでは、テキストだけでなく写真も投稿できます。写真付きの口コミは視覚的インパクトが強く、他のお客様の目に止まりやすいため、口コミの影響力を大幅に向上させることができます。

お客様に写真付き口コミをお願いする際のポイント:

  • 完成写真:外観、内装の美しい仕上がりを撮影
  • お気に入りポイント:特にこだわった部分の詳細写真
  • 生活シーン:実際に住んでいる様子(プライバシーに配慮)
  • 施工中の様子:職人の丁寧な作業風景

ただし、写真の投稿については、お客様のプライバシーに十分配慮する必要があります。特に内装写真や生活シーンについては、「差し支えない範囲で構いません」と前置きし、無理強いしないことが大切です。

③ 返信コメントが”人柄”を伝える最大の武器

口コミをいただいたら、必ず返信コメントを書きましょう。この返信コメントは、工務店の人柄や対応の良さを伝える最高の機会です。返信を読んだ他のお客様が「この工務店は丁寧で信頼できそう」と感じれば、問い合わせに繋がる可能性が高まります。

効果的な返信コメントの書き方:

  • 感謝の気持ち:「貴重なお時間を割いて口コミを書いていただき、ありがとうございます」
  • 具体的な言及:口コミの内容に具体的に触れる
  • 今後の関係:「今後ともよろしくお願いします」
  • 他のお客様への配慮:「検討中の皆様の参考になれば幸いです」

返信例:「○○様、この度は素敵な口コミをありがとうございます。お気に入りいただいたリビングの吹き抜けは、○○様のご要望を伺いながら設計した特別な空間です。今後ともメンテナンス等でお付き合いください。家づくりをご検討中の皆様にも参考にしていただければ幸いです。」

④ 定期的な返信・ハイライトでの活用法

口コミへの返信は、投稿されたらすぐに行うのが理想ですが、現実的には週に1〜2回程度の定期的なチェックと返信で十分です。重要なのは継続することです。

また、Googleビジネスプロフィールでは、特に良い口コミを「ハイライト」として強調表示できます。この機能を活用して、自社の強みが最も伝わる口コミを目立たせることで、新規のお客様により良い印象を与えることができます。

ハイライトに選ぶべき口コミの特徴:

  • 具体的で詳細な内容
  • 写真付きの口コミ
  • 自社の強みが明確に表現されている
  • 感情的で温かみのある文章

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よくあるNG対応とその改善策

口コミ収集において、良かれと思って行った対応が逆効果になってしまうケースがあります。よくあるNG対応と、その改善策について解説します。

☓「書いてください」だけで終わってしまう

最もよくある失敗は、「口コミを書いてください」とお願いしただけで、その後のフォローを行わないケースです。お客様は良い印象を持っていても、具体的な方法が分からなかったり、忙しさで忘れてしまったりすることがよくあります。

改善策:

  • 具体的な方法を説明:QRコードやリンクを提供
  • 適切なタイミングでリマインド:1週間後にLINEやメールで再度案内
  • 書き方の例を提示:「こんな内容で構いません」というサンプルを見せる

「お願いしっぱなし」ではなく、お客様が実際に行動しやすい環境を整えることが重要です。

☓ 口コミを”お願いしっぱなし”でフォローしない

口コミをお願いした後、実際に投稿していただけたかどうかを確認し、お礼を伝えることを忘れがちです。しかし、このフォローこそが次回以降の関係構築において重要な意味を持ちます。

改善策:

  • 定期的な口コミチェック:週1回程度、新しい口コミを確認
  • 投稿者への個別お礼:LINEやメールで感謝のメッセージを送信
  • 社内での共有:いただいた口コミをスタッフ間で共有し、モチベーション向上に活用

口コミを書いていただいたお客様は、工務店にとって最も重要な「ファン」です。適切なフォローにより、さらに強い関係を築くことができます。

☓ 自社に都合のいい口コミだけを選んで載せる

ホームページやSNSで口コミを紹介する際、良い内容だけを選んで掲載し、少しでも批判的な内容があるものは隠してしまうケースがあります。しかし、これは逆に信頼性を損なう可能性があります。

改善策:

  • バランスの取れた紹介:改善点も含めた率直な口コミも一部紹介
  • 改善への取り組み明示:指摘された点への対応策を併せて紹介
  • リアリティの演出:完璧すぎない、人間味のある口コミも価値がある

現代のお客様は、あまりにも完璧な評価には逆に疑問を感じる傾向があります。適度な課題や改善点も含んだ口コミの方が、むしろ信頼性が高く評価されることがあります。

工務店の口コミを増やす方法7選|Google・SNSで信頼アップ!

よくある質問(Q&A)

工務店の口コミ収集について、実際によく寄せられる質問にお答えします。

Q1. 口コミをお願いしても断られてしまいます…

A. タイミングと伝え方が大切です。お引渡し時・感謝が高まっている瞬間に、紙ベース+QRコードなどでお願いすると成功率が上がります。また、「弊社のため」ではなく「同じように検討されている方のため」という視点でお願いすることで、お客様も協力しやすくなります。断られた場合も、無理強いせず「またの機会に」という姿勢を保つことが重要です。

Q2. 特典付きはNGではないですか?

A. 公的サービスでない限り禁止ではありませんが、内容に対して金品を提供していないことを明記し、口コミの信頼性を損なわないように配慮することが重要です。「正直な感想をお聞かせください」「良い点も改善点も含めて」という姿勢を明確にし、あくまで「投稿していただいたことへのお礼」として適度な範囲の特典を用意することが大切です。

Q3. 手書きの声しかないのですが活用できますか?

A. はい。手書きの用紙をスキャン・写真撮影し、許可を得てSNS・ブログ・HPで紹介することで“リアルな声”として活用できます。手書きには温かみがあり、デジタルネイティブ世代にとってはむしろ新鮮で信頼性の高いコンテンツとして評価されることもあります。文字起こしをしてブログ記事にしたり、写真をSNSに投稿したりと、様々な形で二次活用が可能です。

Q4. 悪い口コミが入ったらどうすれば?

A. 返信が最も重要です。冷静かつ丁寧に対応することで、他のユーザーからの信頼が逆に高まることもあります。感情的にならず、事実を整理して誠実に対応し、改善への取り組みを示すことが大切です。「貴重なご指摘をありがとうございます。今後このようなことがないよう改善に努めます」といった姿勢を示すことで、むしろ信頼性が向上する場合もあります。

Q5. どの媒体の口コミが一番集客に効きますか?

A. Googleマップ(MEO)が最も影響力があります。次いでSNSや口コミサイト(SUUMO・ホームプロなど)が有効です。Googleマップは地域検索で必ず表示されるため、第一印象を左右する最重要プラットフォームです。ただし、複数の媒体で一貫して良い評価を得ることで、より強い信頼性を築くことができるため、バランス良く取り組むことが理想的です。

まとめ|クチコミは「営業」ではなく「信頼づくり」

工務店にとって口コミは、単なる集客手段ではありません。それは、お客様との信頼関係の証明であり、地域での評判を形作る重要な要素です。

良い仕事をしても、それが外から見えなければ新しいお客様に伝わりません。しかし、適切な方法で口コミを集め、活用することで、これまで築いてきた信頼と実績を「見える化」することができます。

今回ご紹介した7つの方法は、どれも明日からでも実践できる内容です。重要なのは、お客様に無理強いするのではなく、自然な流れで協力していただける仕組みを作ることです。

  • 良い仕事をしても、伝えなければ広がらない
  • 顧客の声を集め、活かし、信頼につなげる”仕組み”をつくろう
  • Google・SNS・自社HPを使って、継続的に口コミを蓄積しよう

口コミは一朝一夕で集まるものではありません。しかし、継続的に取り組むことで、必ず地域での信頼度向上と新規顧客獲得に繋がります。お客様の満足度を高める仕事を続けながら、それを適切に「伝える」仕組みを構築していきましょう。

最終的に、口コミが多い工務店は「選ばれる工務店」になります。Google・SNS・自社HPを連携させて、お客様の声を継続的に蓄積し、地域で最も信頼される工務店を目指していきましょう。

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