工務店のためのLINE公式活用術|来場・成約率を高める方法

工務店のためのLINE公式活用術

「LINE公式を作ったけれど、どう活用していいか分からない…」
「チラシからLINE誘導したが登録されない」
「SNSとLINEの連携がうまくいっていない」

LINE公式アカウントを開設したものの、具体的な活用方法が分からずに悩んでいる工務店は少なくありません。

「とりあえず作ってみたが、何を配信すればいいのか」「どうやって登録者を増やせばいいのか」といった基本的な疑問から、「配信しても反応がない」「営業に活用できていない」という運用面での課題まで、様々な悩みがあります。

適切に運用されたLINE公式アカウントは、工務店にとって非常に強力な営業ツールとなります。

メールよりも開封率が高く、電話よりも気軽にコミュニケーションが取れるLINEは、家づくりという長期検討商品を扱う工務店にとって理想的なプラットフォームです。

そんなお悩みを持つ工務店・リフォーム会社の担当者向けに、LINE公式アカウントの基本活用法から、来場・資料請求・成約につなげる導線設計まで具体的に解説します。

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目次

なぜ工務店にLINE公式アカウントが必要なのか?

まず、工務店がLINE公式アカウントを活用すべき理由を明確にしておきましょう。

単に「流行しているから」「無料だから」という理由ではなく、工務店のビジネスモデルに適した明確なメリットがあります。

メールよりも開封率が高く、顧客とつながりやすい

LINE公式アカウントの最大の特徴は、圧倒的に高い開封率とレスポンス率です。これは従来の営業手法と比較しても明らかな優位性があります。

各コミュニケーション手段の開封率比較:

  • LINE公式: 開封率60〜80%、返信率15〜25%
  • メール: 開封率15〜25%、返信率2〜5%
  • 電話: 接触率30〜40%、話せる率10〜20%
  • DM・チラシ: 反応率0.5〜2%

この高い開封率の理由は、LINEがプッシュ通知で確実にユーザーの目に触れるためです。

メールのように迷惑メールフォルダに入ることもなく、確実に届けたいメッセージを届けることができます。

工務店での実例:
A工務店では、完成見学会の案内をメールとLINEで同時配信したところ、メールからの来場予約は8%だったのに対し、LINEからは47%の予約率を記録しました。

特に家づくりを検討する30〜40代の層は、LINEを日常的に使用しており、業者との連絡手段としてもLINEを好む傾向があります。
「電話は時間を気にするし、メールは堅い感じがする。LINEなら気軽に相談できる」という声が多く聞かれます。

SNSと違い”1対1の接点”がつくれる

InstagramやFacebookなどのSNSが「1対多」のコミュニケーションであるのに対し、LINEは「1対1」の個別コミュニケーションが可能です。これは工務店にとって大きなアドバンテージとなります。

1対1コミュニケーションのメリット:

  • 個別対応: お客様一人ひとりの状況に合わせた提案が可能
  • 信頼関係構築: プライベートな空間での継続的なやり取り
  • 詳細な相談: 予算や家族構成など踏み込んだ話ができる
  • タイムリーな対応: 質問への迅速な回答で満足度向上

例えば、SNS投稿で「素敵な家ですね」とコメントがあっても、そこから具体的な商談に発展させるのは困難です。しかし、LINEで同じような反応があった場合、「ありがとうございます。よろしければ詳しい資料をお送りしますが、いかがでしょうか?」といった自然な営業アプローチが可能になります。

この「個別感」は、高額商品である住宅を扱う工務店にとって、信頼関係構築の重要な要素となります。

住宅検討層のリードナーチャリングに最適

家づくりは検討期間が長く、初回接触から成約まで平均2〜3年かかると言われています。この長期間にわたって関係性を維持し、適切なタイミングでアプローチするリードナーチャリングにおいて、LINEは理想的なツールです。

住宅検討プロセスとLINE活用:

  • 興味関心期(〜6ヶ月): 家づくりの基礎知識、成功事例の配信
  • 情報収集期(6ヶ月〜1年): 工法比較、費用相場、土地探しのコツ
  • 比較検討期(1〜2年): 個別相談案内、見学会への招待
  • 決定期(2〜3年): 限定提案、成約特典の案内

LINEなら、各段階に応じた適切な情報を、お客様の都合の良いタイミングで読んでもらえる形で提供できます。
また、お客様からの質問や相談も気軽に受け付けられるため、競合他社よりも密接な関係を築くことが可能です。

リードナーチャリング成功例:
B工務店では、LINE登録後2年間にわたって月1〜2回の情報配信を継続。その結果、登録者の約15%が最終的に成約に至り、従来の営業手法の3倍の成約率を実現しました。

工務店のためのLINE公式活用術|来場・成約率を高める方法

工務店がLINE公式でできることとは?

LINE公式アカウントには様々な機能がありますが、工務店にとって特に有効な活用方法を5つのカテゴリに分けて詳しく解説します。

① 来場予約・資料請求の受付

LINE公式の最も基本的で効果的な活用方法が、各種予約・申込みの受付窓口として使用することです。

LINE受付のメリット:

  • 手軽さ: 電話をかける心理的ハードルがない
  • 24時間対応: 営業時間外でも予約を受け付けられる
  • 記録性: やり取りの履歴が残るため、確認ミスが減る
  • 双方向性: 質問があればその場で確認できる

受付できる内容例:

  • 完成見学会の予約: 日時選択、参加人数、駐車場の有無確認
  • モデルハウス見学: 希望日時、見たい住宅タイプ、所要時間
  • 個別相談の申込み: 相談内容、希望場所(事務所・自宅・オンライン)
  • 資料請求: 施工事例集、価格表、土地情報など
  • 見積依頼: 希望条件、予算、建築時期などの詳細確認

特に若い世代は、電話での問い合わせに抵抗を感じる人が多く、LINEでの問い合わせを好む傾向があります。

実際に、LINE問い合わせを導入した工務店では、従来の電話・メール問い合わせと比較して、20〜30代からの問い合わせが2〜3倍に増加した事例も報告されています。

② 自動応答でFAQやイベント案内を自動化

LINE公式の自動応答機能を活用することで、よくある質問への回答やイベント案内を自動化できます。

これにより、24時間365日の顧客対応が可能になります。

自動応答設定例:

  • 「見学会」: 今月の見学会スケジュールと予約方法を自動返信
  • 「費用」: 建築費用の目安と詳細相談の案内
  • 「土地」: 土地探しサービスの説明と相談窓口の案内
  • 「相談」: 個別相談の申込み方法とよくある相談内容
  • 「資料」: 請求可能な資料一覧と送付方法

自動応答メッセージ例:
「費用について」のキーワードに対する返信
当社の建築費用目安
・30坪:1,800万円〜2,200万円
・35坪:2,100万円〜2,600万円
・40坪:2,400万円〜3,000万円
※詳しい見積もりは個別相談で承ります🏠
相談ご希望の方は「相談希望」とメッセージください

自動応答機能の活用により、スタッフの業務負担を軽減しながら、お客様の疑問に即座に答えることが可能になります。
また、深夜や休日の問い合わせにも対応できるため、機会損失を防ぐ効果もあります。

③ 施工事例やルームツアーの配信

LINEの画像・動画配信機能を活用して、魅力的な施工事例やルームツアーを定期配信することで、登録者の興味・関心を維持できます。

効果的な画像・動画コンテンツ:

  • Before & After: リフォーム・リノベーションの劇的変化
  • ルームツアー動画: 30秒〜1分程度の短時間で各部屋を紹介
  • 施工過程: 基礎工事から完成までのタイムラプス
  • 素材・設備紹介: 無垢材、天然石、最新設備などの詳細
  • 季節の住まい: 春の庭、夏の涼しさ、冬の暖かさなど

LINEならではの特徴として、配信したコンテンツに対してお客様から直接反応や質問がもらえる点があります。
「この間取り素敵ですね」「うちでもこんな風にできますか?」といったコメントから、自然な商談のきっかけを作ることができます。

④ リマインド通知で商談キャンセル率を削減

予約をいただいた見学会や商談のリマインド通知にLINEを活用することで、キャンセル率を大幅に削減できます。

効果的なリマインド配信タイミング:

  • 予約確定時: 即座に詳細確認と感謝メッセージ
  • 3日前: 持ち物・注意事項・アクセス方法の案内
  • 前日: 最終確認と連絡先の再案内
  • 当日朝: 気をつけてお越しくださいのメッセージ

リマインドメッセージ例(前日):
田中様、お世話になっております🏠
明日10時からの完成見学会、お待ちしております!

📍会場:○○市△△町1-2-3
🚗駐車場:会場前に3台分ご用意
📞当日連絡先:090-1234-5678

何かご不明点がございましたら、このLINEでお気軽にお聞かせください✨

リマインド機能の導入により、見学会の無断キャンセル率が30〜50%削減されたという報告もあります。

お客様にとっても親切なサービスとして喜ばれ、同時に工務店側の機会損失も防げるWin-Winの施策です。

⑤ 顧客リストを蓄積し、リピート提案やDM配信も可能

LINE公式アカウントでは、登録者の属性やタグ管理により、セグメント別の配信が可能です。
これにより、一人ひとりに最適化されたアプローチができます。

セグメント分けの例:

  • 検討段階別: 情報収集期・比較検討期・決定期
  • 希望内容別: 新築・リフォーム・土地探し
  • 予算別: 〜2000万円・2000〜3000万円・3000万円〜
  • 家族構成別: 新婚・子育て世代・二世帯住宅検討
  • エリア別: A市・B市・C町など施工可能地域

既存顧客への活用例:

  • アフターメンテナンス: 1年点検・5年点検の案内
  • リフォーム提案: 築年数に応じたリフォーム情報
  • 紹介キャンペーン: お友達紹介特典の案内
  • 季節のご挨拶: 年賀状代わりの新年挨拶など

LINEは新規顧客獲得だけでなく、既存顧客との長期的な関係維持にも非常に有効です。

特に工務店では、一度建築したお客様からのリフォーム需要や紹介が重要な収益源となるため、この機能は大きな価値があります。

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成果を出すための導線設計と初期設定

LINE公式アカウントを成功させるためには、適切な導線設計と初期設定が不可欠です。
ここでは、登録から成約まで一貫した流れを設計する方法を解説します。

① まずはホームページ・SNS・チラシに「登録導線」を設置

LINE公式アカウントの成功は、いかに多くの見込み客に登録してもらえるかにかかっています。
そのためには、既存の集客チャネルすべてにLINE登録への導線を設置することが重要です。

各媒体での導線設置方法:

  • ホームページ: ヘッダー・フッター・サイドバーにLINE登録ボタン
  • Instagram・Facebook: プロフィール欄にLINE登録リンク
  • チラシ・DM: QRコードと登録メリットを大きく掲載
  • 名刺・パンフレット: QRコードを目立つ位置に配置
  • 展示場・事務所: ポップやステッカーでLINE登録を案内

効果的な登録訴求文例:

  • 「LINE限定!施工事例集プレゼント」
  • 「見学会の優先案内をLINEで配信中」
  • 「家づくり相談がLINEで気軽にできます」
  • 「LINE登録で建築費用の目安をお教えします」

重要なポイント:
単に「LINE登録してください」ではなく、「登録することで何が得られるのか」を明確に示すことが登録率向上の鍵です。
例:「登録するだけで施工事例集がもらえる」「限定情報が受け取れる」など

特にチラシやDMにQRコードを掲載する場合、「スマホでかざすだけ」という手軽さを強調することで、登録率が大幅に向上します。

② 登録時にあいさつメッセージ+限定特典を用意

LINE登録直後の「あいさつメッセージ」は、第一印象を決める重要な要素です。
ここで適切な印象を与えることで、その後の配信への反応率が大きく変わります。

効果的なあいさつメッセージの構成:

  • 感謝の表現: 登録いただいたことへのお礼
  • 会社紹介: どんな工務店なのかを簡潔に説明
  • 提供価値: LINEで何が得られるかを明記
  • 限定特典: 登録者だけの特別なプレゼント
  • 次のアクション: まず何をすればいいかを案内

あいさつメッセージ例:
🏠 ご登録ありがとうございます!
○○工務店です✨

私たちは地域で30年、「家族が笑顔になる家づくり」をお手伝いしてきました。

このLINEでは
・最新の施工事例
・見学会の優先案内
・家づくりのお役立ち情報
・個別相談のご予約
をお届けします!

まずは【施工事例集PDF】をプレゼント🎁
「資料希望」とメッセージしてください!!

人気の限定特典例:

  • 施工事例集PDF: 写真と間取り、費用目安を掲載
  • 家づくりチェックリスト: 検討項目を整理したリスト
  • 建築費用シミュレーター: 簡易的な費用計算ツール
  • 土地探しのコツ資料: 立地選びのポイント集
  • 無料相談の優先予約権: 通常より早く相談日程を確保

③ セグメント配信の設計(「土地から」「建て替え」など)

LINE登録者を適切にセグメント分けすることで、一人ひとりに最適化された情報配信が可能になります。

工務店における主要セグメント:

  • 土地から検討: 土地探し情報、土地選びのコツ、造成工事の解説
  • 建て替え検討: 建て替えのタイミング、手続き、仮住まい情報
  • リフォーム希望: 部分リフォーム事例、費用相場、工期の目安
  • 二世帯住宅: 間取りのコツ、費用分担、税制優遇の解説
  • 店舗併用住宅: 事業用途の設計、融資情報、税務の注意点

セグメント分けの方法:

  • 登録時アンケート: 簡単な質問で希望を確認
  • キーワード応答: 特定の単語に反応してタグ付け
  • リッチメニュー: 興味のある分野を選択してもらう
  • 個別対話: やり取りの中で自然に情報を収集

セグメント配信により、開封率は約1.5倍、クリック率は約2倍向上するというデータもあります。

「自分に関係ある情報だ」と感じてもらえることが、エンゲージメント向上の鍵となります。

④ 自動応答・キーワード応答の設定方法

効率的な運用のためには、よくある質問や定型的な問い合わせを自動化することが重要です。

設定すべきキーワード応答例:

  • 「見学会」「見学」: 今月の見学会スケジュール
  • 「費用」「価格」「予算」: 建築費用の目安と個別相談案内
  • 「土地」「土地探し」: 土地探しサービスの詳細
  • 「相談」「相談したい」: 個別相談の申込み方法
  • 「資料」「カタログ」: 請求可能な資料一覧
  • 「営業時間」「アクセス」: 基本情報と地図

自動応答設定のコツ:

  • 完結型と誘導型の使い分け: 簡単な質問は完結、複雑な相談は個別対応へ誘導
  • 選択肢の提示: 「1. 新築について」「2. リフォームについて」など
  • 人間らしい表現: 機械的すぎず、親しみやすい文体
  • エスケープ設計: 自動応答で解決しない場合の個別対応窓口

自動応答の設定例:
キーワード「見学会」に対する返信
🏠 今月の完成見学会情報

📅 12月16日(土)・17日(日)
🕙 10:00〜16:00
📍 ○○市△△町(詳細は予約時にお伝えします)

今回の見どころ
・吹き抜けのある開放的なリビング
・家事ラク動線の設計
・薪ストーブのある暮らし

ご予約は「見学会予約」とメッセージください📩

⑤ 回遊しやすいリッチメニューのデザイン構成

リッチメニューは、LINE画面下部に常時表示される工務店の「ショーウィンドウ」です。

ユーザーが最初に目にする重要な要素なので、戦略的にデザインする必要があります。

工務店におすすめのリッチメニュー構成(6分割):

  • 施工事例: 最新の施工事例写真と詳細情報
  • 見学会情報: 完成見学会・モデルハウス見学の案内
  • 個別相談: 無料相談の申込みフォーム
  • 会社情報: 代表挨拶・スタッフ紹介・アクセス
  • お役立ち情報: 家づくりのコツ・資金計画・土地探し
  • LINE相談: LINEでの質問・相談を促進

リッチメニューデザインのポイント:

  • 視覚的魅力: 写真やイラストで直感的に分かりやすく
  • 文字の見やすさ: スマホで読みやすいフォントサイズ
  • 色合いの統一: 会社のイメージカラーと統一感
  • 動線の明確さ: クリックした先で迷わない構成

リッチメニューの各項目のクリック率を定期的にチェックし、反応の良い項目を上位に配置するなど、継続的な改善を行うことが重要です。

工務店 公式LINE

反応が取れる配信ネタ10選(テンプレ付き)

LINE配信で最も悩むのが「何を配信すればいいのか」という内容面の問題です。
ここでは、工務店で実際に反応が取れている配信ネタを10種類、具体的なテンプレート付きで紹介します。

① 完成見学会の事前案内+リマインド

見学会の案内は、LINE配信の中で最も反応率が高いコンテンツの一つです。
事前案内とリマインドを組み合わせることで、来場者数を大幅に増やすことができます。

【テンプレート例】事前案内
🏠 LINE限定!先行案内 🏠

📅 1月14日(日)・15日(月祝)
🕙 10:00〜16:00
📍 ○○市△△町(○○駅徒歩8分)

今回の見どころ
🌟 22帖の広々LDK
🌟 パントリー付きの使いやすいキッチン
🌟 ウォークインクローゼット完備
🌟 太陽光発電で光熱費大幅削減

📝 ご予約はこちら
「見学会予約」とメッセージください
※駐車場3台分ご用意しております🚗

配信タイミングの最適化

  • 1週間前: 事前案内(LINE限定先行案内として特別感を演出)
  • 3日前: 詳細案内(アクセス方法、持ち物、注意事項)
  • 前日: 最終リマインド(天気予報、連絡先案内)
  • 当日朝: 開催確認とお礼のメッセージ

② スタッフの一言日記(親近感UP)

工務店の「人となり」を伝えるコンテンツとして、スタッフの日常を垣間見せる投稿は非常に効果的です。

【テンプレート例】スタッフ日記
🌅 おはようございます!
設計の田中です😊

今日は○○さんのお宅の最終打ち合わせ📋
ご夫婦のこだわりが詰まった素敵な間取りが完成しました✨

特にキッチンからリビング全体を見渡せる設計は、
「料理中も家族とコミュニケーションが取れる」と
とても喜んでいただけました😊

完成が楽しみです!
工事の様子もまたご報告しますね🏠

#設計士の日常 #間取り設計 #家族の笑顔

スタッフ日記のネタ例:

  • 現場での発見: 「今日気づいた職人さんの工夫」
  • お客様とのエピソード: 「打ち合わせで印象に残った一言」
  • 季節の話題: 「この時期の工事で気をつけていること」
  • 学びの共有: 「研修で学んだ新しい技術」

③ 月1回の施工事例まとめ配信

定期的な施工事例の配信は、登録者の関心を維持し、具体的な検討を促進する効果があります。

【テンプレート例】施工事例まとめ
🏠 今月完成のお宅紹介 🏠

📸 【写真:外観全体】

○○市 Kさま邸
📏 延床面積: 32坪
👨‍👩‍👧‍👦 ご家族: ご夫婦+お子様2人
💰 建築費用: 1,980万円

🌟 こだわりポイント
・リビング階段で家族の気配を感じる間取り
・キッチンからリビング・和室が見渡せる設計
・将来の介護も考えたバリアフリー設計

📝 詳しい間取りや仕様は
「K邸詳細」とメッセージください📩

④ LINE限定キャンペーン(成約特典など)

LINE登録者だけの特別感のある限定キャンペーンは、成約を後押しする強力なツールです。

【テンプレート例】限定キャンペーン
🎉 LINE友達限定 🎉
新春キャンペーン開催!

📅 期間:1月31日まで
👥 対象:先着5組様

特典内容
🎁 エコキュート設置費 30万円OFF
🎁 システムキッチン食洗機 プレゼント
🎁 外構工事費 20万円OFF

💡 条件
・2月末までにご契約
・延床面積30坪以上
・当社標準仕様での建築

📞 まずはお気軽にご相談を!
「キャンペーン相談」とメッセージください

⑤ リフォームビフォーアフター紹介

視覚的インパクトの強いビフォーアフターは、リフォーム検討層に強くアピールできるコンテンツです。

【テンプレート例】ビフォーアフター
築25年キッチンが大変身!

📸 【Before写真】【After写真】

🏠 ○○市 Mさま邸キッチンリフォーム
📅 工期: 10日間
💰 費用: 180万円

🔧 リフォーム内容
・システムキッチン入れ替え
・床材張り替え(無垢フローリング)
・壁紙・照明一新
・収納力アップの設計

👩 奥様のお声
「キッチンに立つのが楽しくなりました!
収納もたっぷりで、お料理がはかどります😊」

💭 キッチンリフォームご検討中の方
「キッチン相談」とメッセージください📩

⑥ お客様の声インタビュー

実際のお客様の生の声は、信頼性と説得力を高める最強のコンテンツです。

【テンプレート例】お客様インタビュー
🎤 お客様インタビュー 🎤

📸 【ご家族の写真】

今回は昨年お引き渡しした
○○市のTさまご一家にお話を伺いました😊

📝 Q. 当社を選んだ理由は?
👨 「担当者の方の人柄と、
何度も間取りを見直してくれた丁寧さです。
子供のことまで考えた提案をしてくれました」

📝 Q. 住み心地はいかがですか?
👩 「想像以上に快適です!
特に冬の暖かさにびっくりしました。
光熱費も前のアパートより安くなりました」

📝 Q. これから建てる方へのアドバイス
👨‍👩‍👧‍👦 「迷ったらとりあえず相談してみてください。
きっと親身になって聞いてくれますよ」

💝 Tさま、ありがとうございました!

⑦ モデルハウスルームツアー動画

動画コンテンツは文字や写真では伝わらない空間の広がりや雰囲気を効果的に伝えることができます。

【テンプレート例】ルームツアー
🎬 モデルハウス ルームツアー 🎬

📹 【動画:玄関からリビングまでの流れ】

今回のツアーハイライト
・ 広々とした玄関収納
・ 吹き抜けのある開放的なLDK
・ アイランドキッチンでの家事動線
・ 中庭を眺めながらの和室

動画時間:1分30秒

📍 実際にご覧になりたい方
毎週土日 10:00〜17:00 見学可能
「モデルハウス見学」とメッセージで
ご予約いただけます📩

🚗 駐車場完備・お子様連れ歓迎

⑧ 資金計画の豆知識(保存率UP)

家づくりで最も関心が高い資金・費用に関する情報は、保存率が高く、後から見返されることが多いコンテンツです。

【テンプレート例】資金計画豆知識
💰 家づくり資金計画のコツ 💰
第3回:頭金はいくら必要?

よくある質問
「頭金は物件価格の2割必要って本当?」

実は最近の傾向は…
・ 頭金0円〜1割の方が約60%
・ 諸費用分(約300万円)を頭金にする方が多い
・ 手元資金は生活費6ヶ月分は残すのが鉄則

💡 頭金を抑えるメリット
・ 早期に理想の住まいが実現
・ 手元資金を投資や教育費に活用
・ 住宅ローン控除を最大活用

⚠️ 注意点
借入額が増えるため月々の返済額も増加
→ しっかりとした返済計画が重要

📞 個別の資金相談承ります
「資金相談」とメッセージください

⑨ イベント写真のシェア(ファン化)

見学会や地域イベントの様子をシェアすることで、工務店の人間味や地域との関わりを伝え、ファン化を促進できます。

【テンプレート例】イベント報告
🎪 完成見学会レポート 🎪

📸 【来場者との写真】【説明している様子】

先週末の完成見学会、
たくさんの方にお越しいただきました!😊

来場者数:42組のご家族
お子様連れの方も多く、
にぎやかな2日間でした✨

いただいた感想
「吹き抜けが想像以上に開放的!」
「キッチンからの見晴らしが最高」
「自然素材の温かみを感じる」

特に人気だったポイント
・リビング階段の設計
・パントリーの収納力
・和室からの庭の眺め

次回見学会は1月下旬予定
詳細が決まり次第、こちらでお知らせします🏠

改めて、ご来場ありがとうございました!

⑩ 1年点検のご案内(リピート施策)

新築だけでなく、既存顧客へのアフターフォローもLINEで効率化できます。

【テンプレート例】1年点検案内
🏠 1年点検のお知らせ 🏠

○○様、いつもお世話になっております😊

お引き渡しから1年が経過いたしましたので、
無料点検をご案内させていただきます✨

点検内容
・建具の建付け調整
・床暖房・エアコンの動作確認
・ 給排水設備のチェック
・外壁・屋根の目視確認

所要時間:約1時間
📅 ご希望日時をお聞かせください

また、お住まいで気になることは
ございませんか?
小さなことでもお気軽にご相談ください🤝

📞 点検予約・ご相談
「点検希望」とメッセージいただくか、
お電話でもお受けしております

工務店のLINE公式アカウント成功事例

実際にLINE公式アカウントで成果を上げている工務店の事例を詳しく紹介します。
これらの事例から、具体的な運用方法と効果を学ぶことができます。

事例① LINE登録者への見学会案内で来場者2倍

埼玉県のC工務店の取り組み

従業員15名のC工務店は、完成見学会の来場者数に課題を抱えていました。チラシやホームページでの告知だけでは、1回の見学会で平均15〜20組程度の来場しかありませんでした。

実施した戦略:

  • LINE登録促進: チラシにQRコード掲載、「施工事例集プレゼント」で誘導
  • セグメント配信: 新築検討者とリフォーム検討者を分けて配信
  • 段階的案内: 1週間前の事前案内→3日前の詳細案内→前日リマインド
  • 限定感演出: 「LINE登録者限定の先行案内」として特別感を創出

6ヶ月間の成果:
・LINE登録者:320人(月平均53人増加)
・ 見学会来場者:平均35組(従来の約2倍)
・ 見学会からの商談:月4〜5件(従来の2.5倍)
・ 成約率:見学会参加者の約18%が最終的に成約

この成功の要因は、単発の告知ではなく、複数回にわたる丁寧なフォローアップにありました。
特に「前日リマインド」により、当日のドタキャンが70%減少したことが大きな効果をもたらしました。

事例② あいさつメッセージに「施工事例集PDF」で登録率UP

千葉県のD工務店の取り組み

D工務店では、LINE登録者数の伸び悩みに課題がありました。QRコードを各媒体に掲載しても、なかなか登録数が増えない状況が続いていました。

改善した点:

  • 登録メリットの明確化: 「LINE登録で施工事例集PDF無料プレゼント」
  • PDFの充実: 30事例を掲載、間取り図・写真・費用目安も記載
  • 即座な配信: 登録後すぐにPDFが自動配信される仕組み
  • 継続フォロー: PDF配信後、3日後に個別メッセージでフォローアップ

制作したPDFの内容:

  • 30坪台の事例: 10事例(予算1,800〜2,200万円)
  • 35坪台の事例: 10事例(予算2,100〜2,600万円)
  • 40坪台の事例: 10事例(予算2,400〜3,000万円)
  • 各事例の詳細: 外観・内観写真、間取り図、こだわりポイント、概算費用

改善後の成果:
・ LINE登録率:3.2%→8.7%(約2.7倍向上)
・ 月間新規登録者:平均78人(改善前は28人)
・ PDF請求後の個別相談:約15%
・ PDF経由での見積依頼:月3〜4件

この事例の成功ポイントは、「登録する理由」を明確に提示し、かつその価値を実際に感じてもらえる仕組みを作ったことです。
PDF の品質を高くすることで、「この工務店は情報提供が丁寧だ」という信頼感も同時に獲得できました。

事例③ リッチメニューで見積依頼が自然に発生する導線構築

神奈川県のE工務店の取り組み

E工務店では、LINE登録者は増えるものの、そこから具体的な商談に発展するケースが少ないという課題がありました。
リッチメニューの見直しにより、この問題を解決しました。

改善前のリッチメニュー構成:

  • 会社概要・施工事例・お知らせ・アクセス・お問い合わせ・資料請求

改善後のリッチメニュー構成:

  • 施工事例: 最新事例を写真付きで紹介
  • 費用シミュレーション: 簡単な質問で概算費用を算出
  • 見学会情報: 開催中・予定の見学会一覧
  • 無料相談予約: カレンダーから直接予約可能
  • お役立ち情報: 家づくりのコツや資金計画情報
  • LINE相談: 気軽な質問・相談窓口

特に効果的だった「費用シミュレーション」の仕組み:

  • Step1: 希望する間取り(30坪・35坪・40坪以上)
  • Step2: こだわりレベル(標準・中級・高級)
  • Step3: 特別な希望(太陽光・蓄電池・外構込みなど)
  • Step4: 概算費用の提示と詳細見積もりの案内

リッチメニュー改善後の成果:
・ リッチメニュークリック率:28%→52%
・ 費用シミュレーション利用:月45件
・ シミュレーション後の見積依頼:約20%
・ 月間見積依頼件数:4件→12件(3倍に増加)

この事例の成功要因は、ユーザーの関心の高い「費用」をフックにして、自然な流れで見積依頼につなげる導線を設計したことです。
押し売り感がなく、ユーザー自身が「詳しく知りたい」と思うタイミングで次のアクションを促すことができました。

よくある質問(Q&A)

Q1. 登録者数が伸びません。どうしたら?

A. まずは登録メリットの提示が重要です。例:「施工事例集プレゼント」「LINE限定の家づくり講座」などを用意しましょう。単に「登録してください」ではなく、「登録することで何が得られるのか」を明確に示すことが登録率向上の鍵です。また、QRコードをチラシやホームページの目立つ位置に配置し、登録の手軽さもアピールしましょう。

Q2. LINEを営業ツールに使って嫌がられませんか?

A. 「売り込み」ではなく「相談しやすい窓口」として設計するのがポイントです。双方向のコミュニケーションを意識しましょう。一方的な宣伝ばかりではなく、お役立ち情報の提供や質問への丁寧な回答を心がけることで、「頼りになる工務店」という印象を与えることができます。大切なのは、お客様にとって価値のある情報を提供することです。

Q3. 自動応答やステップ配信って難しそう…

A. LINE公式の「シンプル機能」でも十分運用可能です。慣れてきたらLステップなどを使えばより高度な自動化ができます。最初は基本的なキーワード応答(「見学会」→見学会情報の返信など)から始めて、徐々に機能を拡張していけば無理なく運用できます。完璧を目指さず、できることから段階的に始めることが成功の秘訣です。

Q4. メールや電話とどう違うの?

A. LINEは開封率が高く、スマホ通知ですぐに見てもらえる点が強み。特に若年層〜40代世代には効果的です。メールは迷惑メールフォルダに入ったり見落とされがちですが、LINEはプッシュ通知により確実に届きます。また、電話と比べて相手の都合を気にせずコミュニケーションが取れるため、気軽な相談や問い合わせを促進できます。家づくりという長期検討商品においては、継続的な関係維持に最適なツールと言えます。

Q5. リッチメニューって何を載せればいい?

A. 「施工事例」「モデルハウス見学」「よくある質問」「LINE相談」などを入れると、回遊率が上がりやすくなります。重要なのは、お客様が最も知りたい情報を優先的に配置することです。アクセス解析でクリック率をチェックし、反応の良いメニューを上位に配置するなど、継続的な改善も大切です。また、季節に応じて「見学会情報」「キャンペーン」などを入れ替えることで、常に新鮮な情報を提供できます。

Q6. 配信頻度はどれくらいがベストですか?

A. 月2〜4回程度が適切です。多すぎると配信停止される恐れがあり、少なすぎると存在を忘れられてしまいます。重要なのは「質」と「継続性」です。有益な情報を定期的に配信することで、登録者との関係性を維持できます。また、見学会やキャンペーンなどの重要な案内は別途配信し、定期配信と使い分けることも効果的です。

Q7. 運用の手間が心配です。社内リソースが限られているのですが…

A. 最初は週1回30分程度の作業から始められます。自動応答機能を活用すれば、よくある質問への対応工数も削減できます。また、投稿テンプレートを用意しておくことで、毎回一から考える必要がなくなります。慣れてくれば、現場写真の投稿やお客様への個別対応も含めて月10時間程度で十分な運用が可能です。むしろ、電話対応の削減効果も考えると、トータルの工数削減につながることが多いです。

まとめ|LINE公式は”営業マン以上に働く”強力なツール

LINE公式アカウントは、適切に運用すれば「24時間働く営業マン」として機能する強力なツールです。

工務店にとって最も重要な「お客様との継続的な関係構築」において、LINEほど効率的で効果的な手段は他にありません。

LINEは「お客様と継続的に接点を持つ」ための最適ツールです。
家づくりという長期検討商品において、お客様との関係性を2〜3年にわたって維持し、適切なタイミングでアプローチできることは、成約率向上に直結します。

LINE公式アカウント成功の3つの鍵:

  • 登録導線の整備: チラシ・HP・SNS・名刺すべてにQRコード設置
  • 価値あるあいさつメッセージ: 登録特典で「登録してよかった」と思ってもらう
  • 継続的な価値提供: お役立ち情報と営業のバランスを取った配信

今すぐ始められる3つのステップ:
1️⃣ LINE公式アカウントの開設と基本設定
2️⃣ 施工事例集PDFの作成と登録特典設定
3️⃣ チラシ・ホームページにQRコード設置

重要なのは「完璧を目指さず、まず始めること」です。
最初は基本的な機能だけでも十分効果を実感できます。
登録者が増え、配信に慣れてきたら、より高度な機能を活用していけばよいのです。

少人数の工務店でも、上手に使えば必ず成果を出せるのがLINE公式アカウントの大きな魅力です。
お客様との距離を縮め、信頼関係を築き、最終的に「あなたの会社で建てたい」と思ってもらえる、そんな工務店になるためのツールとして、ぜひLINE公式アカウントを活用してください。

今日から始めれば、3ヶ月後には確実に変化を実感できるはずです。

お客様とのコミュニケーションが楽になり、営業効率が向上し、何より「選ばれる工務店」への道筋が見えてくることでしょう。

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