Googleマップに定期的に投稿しているのに、なぜか予約に繋がらない…。
こんな悩みを抱えている鍼灸院の先生は多いのではないでしょうか。
実際に、私がご相談を受けた鍼灸院の中にも「毎週写真は載せているのに予約が増えない」「他の院はどんな投稿をしているんだろう?」という声をよく聞きます。頑張って投稿しているのに結果が出ないと、モチベーションも下がってしまいますよね。
実は、同じようにGoogleマップに投稿していても、「投稿内容」や「タイミング」によって反応に大きな差が生まれているのです。
この記事では、鍼灸院がMEO(Googleビジネスプロフィール)で予約を増やすための投稿内容やネタ、運用のポイントを具体的に解説します。実際に効果を上げている鍼灸院の事例も交えながら、今すぐ実践できる内容をお伝えしていきます。

MEO(Googleマップ投稿)とは何か?なぜ重要?
まず、MEO投稿がなぜ鍼灸院の集客において重要なのかを理解しておきましょう。
来院検討者が見る「最も行動に近い媒体」
MEO(Map Engine Optimization)とは、Googleマップ上での検索結果で上位表示されるための施策です。患者さんが「地域名 + 鍼灸院」で検索した時に、あなたの院が上位に表示されることを目指します。
Googleマップを見ている患者さんは、すでに「実際に通える鍼灸院を探している」状態です。つまり、購買意欲が非常に高いターゲットにアプローチできる貴重な機会なのです。
実際の患者行動を考えてみてください:
- 「肩こりがひどいから、近くの鍼灸院を探そう」
- 「大阪市 鍼灸院」でGoogle検索
- マップ上で表示された院を比較検討
- 気になった院の詳細を確認
- 予約・問い合わせ
この流れの中で、Googleマップの投稿は「最終的な決め手」となる重要な情報源になります。
SEOやSNSよりも”今すぐ系”に強い
SEOやSNSマーケティングも重要ですが、それらと比較してMEOには独特の強みがあります。
SEOとの違い
SEO(検索エンジン最適化)は長期的な視点で効果を発揮しますが、結果が出るまでに時間がかかります。一方、MEOは比較的短期間で効果が現れやすく、特に地域密着型の鍼灸院には非常に相性が良いです。
SNSとの違い
SNSは「なんとなく情報収集している」ユーザーが多いのに対し、Googleマップを見ている人は「今すぐ鍼灸院を探している」状態です。この違いは非常に大きく、コンバージョン率(予約率)に直結します。
実際に、ある鍼灸院ではMEO対策を強化した結果、3ヶ月で新規予約が月15件から40件に増加したという事例もあります。
「投稿」機能は無料でできる集客の武器
Googleビジネスプロフィールの投稿機能は、完全無料で利用できる強力な集客ツールです。広告費をかけることなく、潜在的な患者さんに直接アプローチできます。
投稿機能でできること
- 写真や動画付きの情報発信
- 最新のお知らせやキャンペーン情報
- 外部サイト(予約ページやLINE)への誘導
- イベントやセミナーの告知
さらに、定期的に投稿することで、Googleからの評価も向上し、検索順位の向上も期待できます。まさに一石二鳥の施策と言えるでしょう。
しかし、多くの鍼灸院では「とりあえず写真を載せている」「お知らせを投稿している」程度で、戦略的な投稿ができていないのが現状です。

予約アップに繋がる投稿内容12選
ここからは、実際に予約につながりやすい投稿内容を12のカテゴリーに分けて詳しく解説していきます。
① 症状別ビフォーアフター
最も効果的な投稿の一つが、患者さんの改善事例を紹介する「症状別ビフォーアフター」です。
投稿例:肩こり改善事例
【30代女性・デスクワーカーの肩こり改善例】
来院前:肩の重さ10/10、頭痛も併発
3回の施術後:肩の重さ3/10、頭痛も解消
患者さまより「肩が軽くなって、仕事に集中できるようになりました」とのお声をいただきました。
同じようなお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
▶︎LINE予約:【URL】
効果的な書き方のポイント
- 年代・職業・症状を明確に記載
- 数値化できる部分は10段階評価などで表現
- 患者さんの生の声を引用
- 同じ症状の人に向けたメッセージで締める
- 予約導線を必ず設置
重要なのは、見ている人が「自分と同じような人が良くなっている」と感じられることです。
② 患者さんの声・口コミ紹介
実際の患者さんからいただいた感想やメッセージを紹介する投稿です。第三者の客観的な評価は、信頼性向上に大きく貢献します。
投稿例:患者さんの声
【患者さまからのメッセージ】
「半年以上続いていた不眠が、3回の施術で改善されました。先生の丁寧な問診と、体の根本から整えていただいたおかげです。夜ぐっすり眠れるようになって、日中の集中力も戻りました。本当にありがとうございました。」
(40代男性・会社員)
不眠でお悩みの方、一人で抱え込まずにご相談ください。
▶︎無料相談はLINEから:【URL】
効果を高めるコツ
- 手書きのメッセージがあれば写真で紹介
- LINEで送られてきた感想をスクリーンショット
- 患者さんの了承を必ず得る
- 症状や改善過程を具体的に記載
③ 初回限定キャンペーン案内
新規患者さんの「最初の一歩」のハードルを下げるキャンペーン投稿は、直接的な予約アップに効果的です。
投稿例:Googleマップ限定特典
【Googleマップをご覧の方限定】
初回施術料50%OFF キャンペーン!
通常8,000円 → 特別価格4,000円
※完全予約制・1日3名様限定
※「Googleマップを見た」とお伝えください
◆対象症状◆
・慢性的な肩こり、腰痛
・頭痛、眼精疲労
・自律神経の乱れ
・不妊治療のサポート
ご予約はLINEが便利です▶︎【URL】
キャンペーン投稿のポイント
- 「Googleマップ限定」で特別感を演出
- 割引額は具体的に明記
- 期間や人数制限で緊急性を創出
- 対象症状を明確にする
- 簡単な予約方法を提示
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- 施術室、待合室、受付の写真を複数枚使用
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- 清潔感が伝わる明るい写真を選ぶ
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- 設備や備品の特徴を具体的に説明
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- 患者さんの目線に立った安心要素を強調
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- 専門用語を使いすぎず、わかりやすく説明
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- 図やイラストがあるとより効果的
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- 患者さんの関心が高いテーマを選ぶ
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- 最後に相談の呼びかけを入れる
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- 春:花粉症、新生活のストレス対策
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- 夏:冷房病、夏バテ対策
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- 秋:季節の変わり目の体調不良
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- 冬:冷え性、肩こりの悪化
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- 週1〜2回:継続しやすく、効果も期待できる最適な頻度
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- 月4〜8回:患者さんに「活動的な院」という印象を与える
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- 曜日を固定:火曜日と金曜日など、投稿日を決めておくと継続しやすい
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- 第1週:症状別改善事例 + 院内紹介
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- 第2週:患者さんの声 + 専門コラム
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- 第3週:キャンペーン情報 + Q&A
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- 第4週:季節ネタ + スタッフ紹介
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- 「新宿の鍼灸院が解説|不妊症と鍼の関係」
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- 「渋谷で肩こり治療|30代女性の改善事例」
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- 「大阪市の鍼灸院|自律神経失調症専門治療」
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- 「横浜の鍼灸|デスクワーク腰痛の根本改善」
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- 地域名は具体的に(「東京」より「新宿区」「渋谷区」)
-
- 症状名は患者さんが検索しそうなワードを選ぶ
-
- 30文字以内で簡潔にまとめる
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- 「専門」「改善」「解説」などの訴求ワードを入れる
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- 院長・スタッフの顔写真:親しみやすさと信頼感を演出
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- 施術風景:実際の治療の様子で安心感を提供
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- 患者さんの笑顔:改善して喜んでいる様子(許可を得て)
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- 院内の清潔な様子:衛生面への配慮をアピール
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- 資格証書や賞状:専門性と信頼性の証明
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- 明るく高画質な写真を使用
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- 顔がはっきり見える距離で撮影
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- プライバシーに配慮し、患者さんの許可を必ず得る
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- 統一感のある画像テイストを心がける
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- 「ご予約・ご相談はLINEが便利です ▶︎ 【LINE URL】」
-
- 「24時間Web予約受付中 ▶︎ 【予約サイトURL】」
-
- 「お電話でのご予約 ▶︎ 【電話番号】」
-
- 「詳しくはホームページをご覧ください ▶︎ 【HP URL】」
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- 投稿の最後に必ず導線を設置
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- 複数の連絡方法を提示(LINE、電話、Web予約など)
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- 「お気軽に」「まずは相談だけでも」など心理的ハードルを下げる
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- 緊急性を演出(「今すぐ」「お早めに」など)
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- 投稿の閲覧数:どの投稿が多く見られているか
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- ウェブサイトへのクリック数:投稿からHPへの流入
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- 電話での問い合わせ数:投稿を見て電話した患者数
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- ルートの検索数:実際に来院を検討している数
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- 反応の良い投稿パターンを分析し、同じ要素を他の投稿にも応用
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- あまり見られない投稿は、タイトルや画像を見直す
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- 月1回は投稿戦略を見直し、改善点を検討
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- 患者さんに直接「どの投稿を見て来院されたか」を聞く
-
- 投稿の表示回数:投稿がどれだけ表示されたか
-
- 投稿のクリック数:投稿をクリックして詳細を見た人数
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- ウェブサイトのクリック数:投稿からHPへ移動した人数
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- 電話をかけた数:投稿を見て電話した人数
-
- ルートの検索数:投稿を見て来院を検討した人数
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- 週単位、月単位で数値を比較
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- 投稿内容ごとに反応の違いを記録
-
- 季節や時期による変動も考慮
-
- 競合他院との比較も参考にする
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- ビフォーアフター:クリック率が高く、予約に繋がりやすい
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- 患者さんの声:信頼性向上に効果的、シェアされやすい
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- キャンペーン情報:即効性があるが、頻度に注意
-
- 専門コラム:専門性アピールに効果的、SEO効果も期待
-
- 院内紹介:安心感の提供、初回来院のハードル軽減
-
- 各カテゴリーの投稿を月3-4回ずつテスト
-
- 3ヶ月間データを蓄積して傾向を分析
-
- 最も反応の良いカテゴリーの投稿頻度を増やす
-
- 反応の悪いカテゴリーは内容や表現を改善
-
- 当院をどちらで知りましたか?
□ Google検索 □ Googleマップ □ Instagram □ 知人の紹介 □ その他
- 当院をどちらで知りましたか?
-
- Googleマップをご覧になった方へ:どの投稿が印象に残りましたか?
□ 患者さんの改善事例 □ 院内の様子 □ 料金・キャンペーン情報 □ その他
- Googleマップをご覧になった方へ:どの投稿が印象に残りましたか?
-
- 来院の決め手となったのは何ですか?(複数回答可)
□ 口コミの評価 □ 院長の経歴 □ 料金の明確さ □ アクセスの良さ □ その他
- 来院の決め手となったのは何ですか?(複数回答可)
-
- 初回来院時に必ず実施
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- 回答率を上げるため、簡潔な内容にする
-
- 月単位で集計し、傾向を分析
-
- 効果の高い投稿パターンを他にも応用
-
- 継続性:週1〜2回の定期投稿でアクティブな印象を維持
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- 写真の活用:人の顔や施術風景で信頼感と安心感を提供
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- 専門性のアピール:症状別の解説や実績で差別化を図る
-
- 明確な導線:毎回必ずLINEや予約ページへの導線を設置
-
- 分析と改善:データを見ながら投稿内容を継続的に改良
④ 院内の雰囲気・設備紹介
初めて鍼灸院を利用する患者さんは、「どんな雰囲気なのか」「清潔かどうか」を非常に気にします。院内の様子を紹介することで、安心感を与えることができます。
投稿例:院内紹介
【院内のご紹介】
当院では、患者さまにリラックスして施術を受けていただけるよう、院内環境にこだわっています。
✓ 完全個室でプライバシーを確保
✓ 毎回ベッドシーツ・枕カバーを交換
✓ 空気清浄機で常に清潔な空間
✓ 女性専用パウダールーム完備
「清潔で落ち着く空間ですね」とよくお褒めいただきます。
見学だけでもお気軽にお越しください。
▶︎ご予約・お問い合わせ:【電話番号】
効果的な見せ方
⑤ 院長・スタッフ紹介
「どんな先生が施術してくれるのか」は、患者さんの大きな関心事です。顔出しと人柄が伝わる紹介で信頼感を高めましょう。
投稿例:院長紹介
【院長の○○です】
はり師・きゅう師の国家資格取得後、総合病院で5年間リハビリテーション科に勤務。西洋医学と東洋医学の両方の視点から、患者さまの根本改善をサポートしています。
◆専門分野◆
・自律神経失調症
・慢性疼痛(肩こり・腰痛)
・女性特有のお悩み
「一人ひとりに寄り添った丁寧な施術」をモットーに、毎日患者さまと向き合っています。
お体のことで気になることがあれば、何でもご相談ください。
▶︎LINEで気軽に相談:【URL】
顔写真と経歴を明記することで、安心感と専門性を同時にアピールできます。
⑥ 症状コラム(頭痛・自律神経・不妊など)
専門知識を活かした症状解説コラムは、患者さんの「なぜ」に答え、鍼灸への理解を深めてもらうのに効果的です。
投稿例:頭痛と鍼灸
【なぜ鍼灸で頭痛が改善するのか?】
デスクワークによる頭痛の多くは「緊張型頭痛」です。
◆原因◆
・首・肩周りの筋肉の緊張
・血流不良
・自律神経の乱れ
◆鍼灸のアプローチ◆
・首・肩のツボに鍼を打ち筋肉をほぐす
・血流改善により痛みの原因物質を除去
・自律神経を整え根本から改善
薬に頼らない根本治療をお探しの方は、ぜひ一度ご相談ください。
▶︎頭痛専門ページ:【URL】
コラム投稿のコツ
⑦ 院のこだわり紹介(衛生管理・使う鍼など)
他院との差別化を図るために、あなたの院独自のこだわりや取り組みを紹介しましょう。
投稿例:衛生管理へのこだわり
【当院の衛生管理について】
患者さまに安心して施術を受けていただくため、徹底した衛生管理を行っています。
✓ 使い捨て鍼(ディスポーザブル)を使用
✓ 施術ベッドは毎回アルコール消毒
✓ スタッフの手洗い・消毒を徹底
✓ 定期的な院内の換気
✓ 空気清浄機を24時間稼働
「とても清潔で安心できます」と患者さまからもお褒めの言葉をいただいています。
安心・安全な環境で、心地よい施術をお受けください。
▶︎ご予約はこちら:【URL】
⑧ よくある質問と回答
初めて鍼灸院を利用する患者さんの不安を解消するQ&A形式の投稿は、予約への心理的ハードルを下げる効果があります。
投稿例:よくある質問
【よくあるご質問にお答えします】
Q: 鍼は痛いですか?
A: 当院では髪の毛ほどの細い鍼を使用するため、ほとんど痛みを感じません。「思っていたより全然痛くなかった」というお声を多くいただいています。
Q: 保険は使えますか?
A: 医師の同意書があれば一部保険適用可能です。詳しくはお気軽にお問い合わせください。
Q: 何回ぐらい通えば良いですか?
A: 症状により異なりますが、慢性的な肩こりの場合、3〜5回程度で改善を実感される方が多いです。
その他のご質問もお気軽にどうぞ!
▶︎LINE相談:【URL】
⑨ お知らせ系(臨時休診・営業日変更)
基本的な情報更新も重要な投稿の一つです。定期的な更新により、「活発に運営されている院」という印象を与えます。
投稿例:営業日のお知らせ
【年末年始の営業について】
いつもありがとうございます。
年末年始の営業日をお知らせいたします。
◆12月◆
29日(金):午前のみ営業
30日(土)〜1月3日(水):休診
◆1月◆
4日(木)より通常営業
年内の予約は27日(水)まで承っております。
お早めにご連絡ください。
▶︎ご予約・お問い合わせ:【電話番号】
▶︎LINE予約:【URL】
⑩ 季節ネタ・時事ネタ
季節や時事に関連した健康情報は、タイムリーで関心を引きやすい投稿になります。
投稿例:梅雨の時期
【梅雨のだるさ、鍼灸で解決!】
梅雨の時期に多いお悩み:
・体が重だるい
・頭がすっきりしない
・関節が痛む
・やる気が出ない
これらの症状は「湿邪(しつじゃ)」による影響かもしれません。
◆鍼灸の効果◆
・水分代謝の改善
・自律神経の調整
・気血の流れを良くする
梅雨のだるさでお困りの方、一度ご相談ください。
▶︎無料カウンセリング:【URL】
季節ネタの活用法
⑪ 他媒体(Instagramやブログ)の紹介リンク
Googleマップの投稿から、より詳しい情報があるInstagramやブログに誘導することで、患者さんとの接点を増やします。
投稿例:Instagram連携
【Instagramでもっと詳しく!】
当院のInstagramでは、日々の施術風景や患者さまの改善事例、セルフケア方法などを詳しくご紹介しています。
◆Instagram限定コンテンツ◆
・症状別セルフケア動画
・院長の治療に対する想い
・患者さまとのエピソード
・最新の健康情報
「とても参考になります!」と好評いただいています。
ぜひフォローして、健康情報をチェックしてくださいね。
▶︎Instagram:@【アカウント名】
▶︎ご予約・相談はLINEが便利:【URL】
複数の媒体を連携することで、患者さんとの接触回数を増やし、信頼関係を深めることができます。
⑫ 実績・資格・掲載歴などの紹介
専門性と信頼性を示すために、資格や実績、メディア掲載歴などを紹介します。
投稿例:実績紹介
【開院5周年を迎えました】
おかげさまで、当院は開院から5周年を迎えることができました。これまでに延べ3,000名以上の患者さまにご来院いただき、心より感謝申し上げます。
◆これまでの実績◆
・延べ患者数:3,000名以上
・リピート率:85%
・患者満足度:95%以上
◆院長の資格・所属◆
・はり師・きゅう師国家資格
・日本鍼灸師会認定鍼灸師
・○○医学会会員
◆メディア掲載◆
・○○新聞「地域の名医特集」
・健康雑誌「○○」症例紹介
今後も地域の皆さまの健康をサポートしてまいります。
▶︎ご相談・ご予約:【URL】
投稿時に意識したいMEO運用のコツ
投稿内容と同じくらい重要なのが、運用方法です。ここでは、効果を最大化するための運用のコツを解説します。
毎週1~2回の投稿がベスト(アカウントを”活かす”)
MEOで成果を上げるためには、継続的な投稿が重要です。Googleは「アクティブに更新されているビジネス」を高く評価する傾向があります。
理想的な投稿頻度
投稿スケジュール例
このように計画的に投稿することで、様々な角度から患者さんにアプローチできます。
投稿タイトルに「地域+症状」を意識する
投稿のタイトルは、SEO効果も考慮して戦略的に作成しましょう。地域名と症状名を組み合わせることで、検索での発見性が向上します。
効果的なタイトル例
タイトル作成のポイント
アイキャッチ画像は人・施術風景・実績紹介を使う
投稿の第一印象を決める画像選びは非常に重要です。人の顔や施術風景など、信頼感を与える画像を選びましょう。
効果的な画像の種類
画像選びの注意点
研究によると、人の顔が写っている投稿は、そうでない投稿の2.3倍クリックされやすいという結果もあります。
投稿内にLINE・予約ページのURLを記載する
どんなに良い投稿をしても、予約に繋がらなければ意味がありません。必ず具体的な行動導線を設置しましょう。
効果的な導線の例
導線設置のコツ
「書くだけでなく、分析→改善」も忘れずに
MEO投稿の効果を最大化するためには、投稿後の分析と改善が不可欠です。
定期的にチェックすべき指標
改善のポイント
投稿後にやるべき3つの分析ポイント
投稿しっぱなしではなく、しっかりと効果測定を行い、次の投稿に活かすことが重要です。
① インサイト(閲覧数・クリック数)の確認
Googleビジネスプロフィールのインサイト機能を活用して、投稿のパフォーマンスを定期的にチェックしましょう。
チェックすべき指標
分析のコツ
数値の変化を追跡することで、どんな投稿が患者さんに響いているかが明確になります。
② 投稿内容ごとの反応差(ビフォーアフター vs Q&A など)
投稿のカテゴリーごとに反応を分析し、あなたの院に最も効果的な投稿パターンを見つけましょう。
投稿カテゴリー別の一般的な傾向
分析方法
③ 来院時アンケートで「どこを見て来たか」を聞く
最も正確な効果測定は、実際に来院した患者さんに直接聞くことです。
アンケート項目例
アンケート活用のポイント
データに基づいた改善を継続することで、投稿の質は確実に向上し、予約数の増加に繋がります。
よくある質問
Q1. 投稿しても予約に繋がりません…
A. 投稿内容が「共感→信頼→行動」の流れになっていない可能性があります。単なる情報発信ではなく、患者さんの悩みに共感し、解決策を提示し、最後に具体的な行動(LINE登録、予約など)を促す構成にしましょう。また、LINEやWeb予約への導線も必ずセットで記載することが重要です。
Q2. 写真や動画は必要ですか?
A. 視覚での安心感は非常に重要です。テキストだけの投稿と比べて、写真付きの投稿は3倍以上見られやすいというデータもあります。できれば院長やスタッフの顔出し、施術風景、院内の清潔感を見せる画像を定期的に投稿しましょう。患者さんは「どんな人が施術してくれるのか」「どんな環境なのか」を非常に気にしています。
Q3. 院名だけで上位表示されませんか?
A. 院名検索だけでは集客の幅が限られてしまいます。重要なのは「地域名+症状名」などの非指名キーワードでの強化です。例えば「新宿 肩こり 鍼灸」「渋谷 不妊 鍼灸院」などで検索された時に上位表示されることで、新規患者さんとの接点が大幅に増加します。投稿タイトルにもこれらのキーワードを意識的に含めましょう。
Q4. 投稿とクチコミはどちらが大事?
A. 両方大事ですが、それぞれ異なる役割があります。投稿は「今の情報」「専門性のアピール」「最新のサービス紹介」ができる場です。一方、口コミは信頼性強化と客観的評価の証明になります。理想は投稿で興味を引き、口コミで信頼を得て、予約に繋げる流れです。役割を分けて両方しっかりと行うのが最適です。
Q5. 予約フォームのリンクを毎回載せてもいい?
A. むしろ毎回載せることをおすすめします。投稿を見て「気になった」と思った瞬間に、すぐ予約できる動線がある方が圧倒的に反応が取れます。「後で予約しよう」と思っても、多くの人は忘れてしまいます。LINEやWebサイトのURLを明記し、「気になったらすぐ予約できる」環境を作ることが重要です。
Q6. 毎週投稿するネタが思いつきません…
A. 今回ご紹介した12のカテゴリーをローテーションで使えば、3ヶ月分のネタができます。さらに、患者さんからよく聞かれる質問、季節に応じた症状、最近読んだ専門書の内容、他院の良い投稿を参考にした内容など、日常の中にたくさんのネタがあります。ネタ帳を作って、思いついた時にメモしておくと便利です。
Q7. 他院の投稿を参考にしても大丈夫ですか?
A. 参考にするのは問題ありませんが、完全にコピーするのは避けましょう。成功している院の投稿構成や表現方法を参考にしつつ、あなたの院独自の体験や事例を加えることが大切です。患者さんは「オリジナリティ」と「リアリティ」を求めています。あなたの院ならではの特徴を活かした投稿を心がけましょう。
まとめ|投稿が変われば、Googleマップからの予約は増える!
MEO投稿は、決して「単なるお知らせ」ではありません。患者さんの信頼を獲得し、予約に繋げるための重要な設計図なのです。
今回ご紹介した12の投稿パターンを参考に、患者さんの目線に立って「気になること」「安心できること」「予約に繋がるきっかけ」を届けていきましょう。
重要なポイントをもう一度おさらいすると:
この3つの要素(写真+専門性+導線)を毎週1回意識するだけで、あなたの鍼灸院のMEO投稿は確実に変わります。
最初は完璧を目指さず、まずは継続することから始めてください。投稿を重ねるうちに、あなたの院に最適なパターンが見えてきます。
また、投稿効果を最大化するためには、Googleマップ以外の集客施策との連携も重要です。Instagram、LINE、ホームページなど、複数の媒体を組み合わせることで、より強固な集客基盤を築くことができます。
患者さんは、あなたの院の投稿を通じて「この先生なら安心できそう」「ここなら私の悩みを解決してくれそう」と感じています。その期待に応えるためにも、患者さんの立場に立った、心のこもった投稿を続けていきましょう。
今日から早速、ここでご紹介した投稿パターンを一つでも実践してみてください。きっと、Googleマップからの問い合わせや予約が増えることを実感していただけるはずです。
あなたの鍼灸院が、本当に必要としている患者さんに選ばれる院になることを心から願っています。