「LINE公式を使っているのに予約が来ない…」
「登録はされるけど、やり取りが面倒で続かない」
「リッチメニューやステップ配信をどう使えばいいか分からない」
整体院経営者のあなたは、こんな悩みを抱えていませんか?
実は、多くの整体院がLINEを導入しているにも関わらず、「つながっただけ」で終わってしまい、予約に結びついていないのが現実です。
しかし、適切な設計と仕組み作りができれば、LINEは単なる連絡ツールではなく、予約が自動で入る強力な集客システムに変わります。
この記事では、整体院がLINEを「予約が自動で入る仕組み」として活用する方法を、テンプレート付き・事例付きで詳しく解説します。初心者でも真似できる設計方法から、実際に成果を上げている整体院の事例まで、すぐに実践できる内容をお届けします。

なぜ「予約が来ないLINE」になってしまうのか?
多くの整体院がLINEを導入しても思うような成果が出ないのには、明確な理由があります。まずは、なぜ「予約が来ないLINE」になってしまうのかを理解しましょう。
登録はされるが、放置されている
「LINE登録で〇〇プレゼント!」といった施策で登録者数は増えても、その後のフォローアップが不十分で、ユーザーに放置されてしまうケースが非常に多いです。
私が実際に調査した整体院の中には、LINE登録者が300人いるのに、月の予約数がわずか2〜3件という状況もありました。これは明らかに、登録後の導線設計に問題があることを示しています。
登録者数の多さよりも、「登録した人がどれだけアクションを起こしてくれるか」が重要です。質の高い導線設計なしに、ただ登録者を増やしても意味がありません。
予約までの導線がわかりにくい
LINEに登録したユーザーが「次に何をすればいいのか」がわからない状態では、予約に繋がりません。
多くの整体院では、以下のような問題が起きています:
- 予約方法が複雑で、ユーザーが途中で諦めてしまう
- 予約ボタンがどこにあるかわからない
- 電話予約しか受け付けていない(24時間対応できない)
- 料金や施術内容がわからず、不安で予約できない
現代の消費者は、「今すぐ、簡単に、迷わず」予約できることを求めています。複雑な手順や不明瞭な情報は、それだけで予約の大きな障壁となってしまいます。
「見て終わり」でアクションに繋がっていない
多くの整体院のLINEアカウントは、情報発信に留まっており、ユーザーの行動を促す仕組みになっていません。
例えば:
- 健康情報や施術の説明ばかりで、予約への誘導がない
- 一方的な配信で、ユーザーとの双方向コミュニケーションがない
- 配信内容に緊急性や限定性がなく、「今すぐ予約しよう」と思わない
実際に、ある整体院では毎日健康コラムを配信していたものの、「勉強になります」というコメントは来るが、一切予約に繋がらないという状況が1年間続いていました。
情報提供も大切ですが、最終的には「行動してもらう」ことが目的です。読者が「この先生に診てもらいたい」「今すぐ予約したい」と思えるような内容と仕組みが必要なのです。

整体院で予約が入るLINE構築の5つの鍵
それでは、どのようにしてLINEを「予約が自動で入る仕組み」に変えることができるのでしょうか。
成功している整体院に共通する、5つの重要なポイントを解説します。
① 初回登録時の自動応答メッセージを最適化
LINE登録直後の自動応答メッセージは、ユーザーとの関係性を決める最も重要な要素です。多くの整体院が見落としがちなポイントでもあります。
「ご登録ありがとうございます!」で終わっていないか?
よくある失敗例として、初回メッセージが単なる挨拶で終わってしまうケースがあります:
❌ 悪い例:
「ご登録ありがとうございます!
〇〇整体院です。
今後ともよろしくお願いします。」
このような内容では、ユーザーは「で、次に何をすればいいの?」と迷ってしまいます。せっかく登録してくれたユーザーの熱量が冷めてしまう前に、適切な行動を促す必要があります。
登録後すぐに予約導線・自己紹介・メニュー紹介を伝える
効果的な初回メッセージは、以下の要素を含んでいます:
✅ 良い例:
「〇〇整体院のLINEにご登録いただき、
ありがとうございます!
院長の△△です。
20年間で3000人以上の症状改善をサポートしてきました。
このLINEでは、
・24時間いつでも予約OK
・あなたの症状に合わせたセルフケア情報
・院でしか聞けない改善のコツ
をお届けします。
さっそく、お気軽にご予約ください👇
【予約はこちら】
https://(予約フォームURL)
何かご不明な点があれば、
このLINEに直接メッセージください。
24時間以内に必ずお返事します!」
初回メッセージのポイント:①簡潔な自己紹介と実績、②LINEの使い方の説明、③具体的な行動指示(予約リンク)、④コミュニケーションの安心感
② ステップ配信で”行動したくなる流れ”を作る
ステップ配信は、ユーザーの心理状態に合わせて段階的に情報を提供し、自然に予約へと導く仕組みです。いきなり「予約してください」と言うのではなく、信頼関係を築きながら行動を促します。
例:1通目「院の想い」→ 2通目「改善事例」→ 3通目「予約リンク」
効果的なステップ配信の流れを具体的に紹介します:
【1通目(登録直後)】
・院長の想いや治療への姿勢
・「なぜ整体師になったのか」のストーリー
・患者様を大切にする理由
【2通目(翌日)】
・実際の改善事例(Before/After)
・患者様の声や感想
・「どんな症状でも諦めない」というメッセージ
【3通目(3日後)】
・具体的な予約方法の案内
・初回特典や限定割引の紹介
・「今すぐ予約」への自然な誘導
【4通目(1週間後)】
・セルフケア方法の動画やPDF
・日常生活での注意点
・「困った時はいつでも連絡してください」
【5通目(2週間後)】
・季節の変わり目の注意点
・メンテナンス通院の重要性
・再予約への誘導
実際に、このステップ配信を導入した整体院では、LINE登録から1週間以内の予約率が従来の3倍に向上しました。
③ 予約導線を1タップでわかりやすく配置
現代の消費者は、複雑な手順を嫌います。予約までの導線は、「1タップで完了」もしくは「最大3タップまで」に設計することが重要です。
予約フォーム/電話ボタン/日時選択ツールの設置
効果的な予約導線の設計方法を、具体的な選択肢と共に説明します:
- Googleフォーム活用:無料で簡単に作成でき、自動返信機能付き
- 電話ボタン:タップで直接電話がかかる仕組み(営業時間明記必須)
- 日時選択ツール:Calendly、Acuity、Lステップのカレンダー機能
- LINEトーク予約:「予約希望」と送信するだけで予約開始
私が推奨するのは、複数の予約方法を同時に提供することです。ユーザーによって好みが異なるため、選択肢を用意することで予約率が向上します。
GoogleカレンダーやLステップのカレンダー機能との連携
予約システムと院の管理システムを連携させることで、ダブルブッキングの防止と効率的な時間管理が可能になります。
特に、Lステップのカレンダー機能は整体院に最適で、以下のような機能があります:
- 予約可能な時間帯の自動表示
- 予約完了後の自動確認メッセージ
- 前日リマインダーの自動配信
- キャンセル待ちの自動管理
実際に、この機能を活用した整体院では、電話対応時間を1日2時間削減し、その分を施術に集中できるようになりました。
④ リッチメニューの活用で”迷わせない”
リッチメニューは、LINEの画面下部に常に表示されるメニューです。ユーザーが迷わずに目的の行動を取れるよう、戦略的に設計する必要があります。
おすすめ構成:左=予約、中央=メニュー、右=症状別解説
効果的なリッチメニューの構成例を紹介します:
【6分割レイアウト】
┌─────┬─────┬─────┐
│ 予約 │メニュー│症状別 │
│ する │・料金 │ 解説 │
├─────┼─────┼─────┤
│アクセス│院長紹介│患者様│
│・地図 │・想い │ の声 │
└─────┴─────┴─────┘
このレイアウトの特徴は、最も重要な「予約」を左上の目立つ位置に配置していることです。人間の視線の動きを考慮した設計になっています。
リッチメニューは「看板」のような役割です。来院を検討している人が知りたい情報を、分かりやすく整理して配置しましょう。
⑤ 投稿やSNSからLINEに流す動線設計
LINEの登録者数を増やすためには、様々な媒体からLINEへの流入を促進する動線設計が必要です。単発の集客ではなく、継続的な関係性を築ける仕組みを作りましょう。
Instagram、ブログ、GoogleビジネスプロフィールからLINE誘導
各媒体の特性を活かしたLINE誘導方法を紹介します:
- Instagram:ストーリーズハイライトとプロフィール欄にLINE登録を常時表示
- ブログ:記事の最後に「LINE登録で〇〇がもらえます」のCTA設置
- Googleビジネスプロフィール:投稿機能を活用してLINE登録を促進
- 院内掲示:待合室にQRコードを掲示、受付で声かけ
特に効果的なのは、Instagramの投稿で症状改善のビフォーアフターを紹介し、詳しい解説はLINEでという流れです。
LINE限定クーポンや動画付き特典で登録率UP
LINE登録のメリットを明確に示すことで、登録率を大幅に向上させることができます:
- 初回限定クーポン:通常5000円→3000円(LINE登録者限定)
- セルフケア動画:「5分でできる腰痛解消法」動画プレゼント
- 限定PDF:「整体師が教える正しい姿勢の作り方」
- 優先予約権:人気の時間帯を優先的に予約可能
実際に、セルフケア動画を特典にした整体院では、Instagram投稿からのLINE登録率が従来の5倍に向上しました。

構築ステップ|誰でもできるLINE予約導線の作り方
ここからは、実際にLINE予約導線を構築するための具体的なステップを解説します。
初心者でも迷わず進められるよう、順序立てて説明していきます。
STEP1:LINE公式アカウントをビジネス仕様に設定
まずは、LINE公式アカウントの基本設定を整体院のビジネス向けに最適化します:
【基本情報設定】
・アカウント名:「〇〇整体院」(わかりやすく)
・プロフィール画像:院のロゴまたは院長写真
・カバー画像:院内の雰囲気がわかる写真
・ステータスメッセージ:「24時間予約受付中」
【詳細設定】
・業種:医療・福祉 > 整体・マッサージ
・所在地:正確な住所を登録
・電話番号:院の電話番号
・営業時間:詳細な営業時間を設定
・定休日:休診日を明記
これらの設定は、ユーザーが最初に受ける印象を決定する重要な要素です。
プロフェッショナルで信頼できる印象を与えるよう、細部にまで気を配りましょう。
STEP2:自動応答とステップ配信を設計(テンプレ紹介)
次に、先ほど解説したステップ配信を実際に設定します。
以下は、すぐに使えるテンプレートです:
【初回自動応答テンプレート】
こんにちは!〇〇整体院です🌟
ご登録いただき、ありがとうございます。
私は院長の△△と申します。
「痛みで悩む方の最後の砦でありたい」
という想いで、日々施術にあたっています。
このLINEでは、
✅ 24時間いつでも予約OK
✅ あなたの症状に合わせた改善アドバイス
✅ 通院中の方への生活指導
をサポートします。
【まずはこちらをチェック】
👇メニューボタンから「予約」をタップ
ご不明な点があれば、
いつでもお気軽にメッセージください😊
このテンプレートの特徴は、親しみやすさと専門性のバランスを取っていることです。過度にかしこまった文章ではなく、相談しやすい雰囲気を作り出しています。
STEP3:予約ボタン・リッチメニュー・プロフィール設定
リッチメニューの設定は、ユーザビリティに直結する重要な作業です。具体的な設定方法を詳しく解説します:
【リッチメニュー設定例】
サイズ:大(2500×1686px)
分割:6分割(3列×2行)
各ボタンの設定:
1. 予約する → 予約フォームURL
2. メニュー・料金 → 料金表ページ
3. 症状別ガイド → 症状別記事一覧
4. アクセス → Googleマップ
5. 院長紹介 → 院長プロフィール
6. 患者様の声 → 口コミページ
リッチメニューのデザインは、院のイメージカラーを統一し、文字は大きく読みやすくすることが重要です。特に、予約ボタンは他より目立つ色にして、迷わずタップできるようにしましょう。
リッチメニューは一度設定すれば長期間使用するものです。患者さんが本当に知りたい情報を厳選して配置しましょう。
STEP4:Googleフォーム or カレンダー or Lステップ連携
予約システムの選択は、院の規模と予算に応じて決めましょう。それぞれのメリット・デメリットを比較します:
- Googleフォーム(無料):導入が簡単、基本的な予約情報収集可能。ただし、自動スケジュール管理は不可
- Calendly(月額8ドル〜):自動スケジュール調整、リマインダー機能付き。海外サービスのため日本語対応に限界
- Lステップ(月額2,980円〜):LINE特化、高度な自動化可能。整体院に最適な機能が豊富
私のおすすめは、まずはGoogleフォームで始めて、予約が安定してきたらLステップに移行することです。
【Googleフォーム設定例】
質問項目:
1. お名前(必須)
2. 電話番号(必須)
3. 希望日時(第1〜3希望)
4. 主な症状・相談内容
5. 当院を知ったきっかけ
6. その他ご要望
自動返信メッセージ:
「ご予約ありがとうございます。
24時間以内にお返事いたします。
緊急の場合は直接お電話ください。
TEL:000-0000-0000」
STEP5:Instagramやブログと連携し導線強化
最後に、他の媒体からLINEへの流入を増やす仕組みを作ります。各媒体の特性を活かした自然な誘導が成功の鍵です:
- Instagram投稿:「続きはLINEで詳しく解説しています」と誘導
- ブログ記事:記事の途中と最後に「LINEで個別相談受付中」
- 院内ポスター:「LINEで24時間予約OK」のQRコード掲示
- 紹介カード:患者さんが友人に渡せるLINE登録カード
実際に、ある整体院ではInstagramの投稿に「腰痛改善のセルフケア動画をLINEでプレゼント中」と記載したところ、1つの投稿から50人以上のLINE登録を獲得しました。
整体院の成功事例|LINE予約で変わったこと
理論だけでなく、実際にLINE予約導線を構築して成果を上げている整体院の事例を紹介します。具体的な数字と施策内容を詳しく解説していきます。
事例①:ステップ配信で来院前に信頼獲得→予約率40%UP
東京都内の個人整体院A様の事例です。LINE導入前は月20件程度の新規予約でしたが、ステップ配信の導入により劇的な変化を遂げました。
実施した施策:
- 5通のステップ配信で院長の人柄と実績を段階的にアピール
- 患者様のビフォーアフター写真と改善ストーリーを配信
- 「初回限定LINEクーポン」で来院のハードルを下げる
- 配信3通目で自然に予約へ誘導
結果:
【導入前】
・月の新規予約:20件
・LINE登録から予約率:15%
・初回来院率:70%
【導入後(3ヶ月後)】
・月の新規予約:28件
・LINE登録から予約率:55%
・初回来院率:85%
特に注目すべきは、初回来院率が85%に向上したことです。ステップ配信で事前に信頼関係を築けたため、「やっぱりやめよう」という予約キャンセルが大幅に減少しました。
院長のコメント:「LINEで事前に人柄を知ってもらえるので、初回来院時から『この先生なら安心』と思ってもらえます。施術効果も向上している実感があります」
事例②:Instagram→LINE→予約で月20件の安定集客
大阪府内の整体院B様は、Instagram集客とLINE予約の連携で安定した新規獲得を実現しています。
実施した施策:
- Instagram投稿で症状改善のポイントを投稿(週3回)
- 投稿の最後に「詳しい解説動画はLINEで配信中」と誘導
- LINE登録特典として「姿勢改善7日間プログラム」を提供
- プログラム最終日に予約への自然な流れを作成
結果:
【月間実績】
・Instagram投稿のリーチ:8,000〜12,000人
・LINEへの流入:80〜120人
・LINE登録から予約:20〜25件
・成約率:約20%
この事例で特筆すべきは、コンスタントに月20件以上の新規を獲得し続けている安定性です。一時的なキャンペーンではなく、持続可能な仕組みを構築できています。
成功要因は、Instagramで「知る」→LINEで「信頼する」→予約で「行動する」という段階的な導線設計にあります。
事例③:既存患者との予約調整もLINEで自動化し電話対応ゼロへ
神奈川県内の整体院C様は、新規だけでなく既存患者様との予約調整もLINEで自動化し、業務効率を大幅に改善しました。
実施した施策:
- Lステップのカレンダー機能で予約・変更・キャンセルを完全自動化
- 前日17時に自動リマインダー配信
- 施術後に「次回予約はこちら」のボタンを自動配信
- キャンセル待ちの自動管理と空き枠の即時通知
結果:
【業務効率改善】
・電話対応時間:1日3時間 → 0時間
・予約関連業務:1日2時間 → 30分
・ノーショー率:15% → 3%
・リピート予約率:60% → 80%
【売上への影響】
・月間施術可能数:20%増加
・患者満足度:大幅向上
・スタッフの負担:大幅軽減
この事例の最大の成果は、電話対応をゼロにして、その時間を全て施術に集中できるようになったことです。
患者様からも「24時間いつでも予約変更できて便利」「待ち時間がなくて助かる」という声が多数寄せられ、利便性の向上が患者満足度の向上に直結しています。
院長のコメント:「以前は予約の電話が頻繁にかかってきて、施術に集中できませんでした。今は施術に100%集中でき、結果的に患者様への提供価値も向上しています」
よくある質問(Q&A)
LINE予約導線の構築について、整体院経営者の方からよく寄せられる質問にお答えします。
Q1. ステップ配信ってどうやって設定するの?
A. LINE公式アカウント単体では、本格的なステップ配信機能はありません。Lステップなどの拡張ツールを使えば、登録日時を起点とした自動配信が可能です。
LINE公式アカウントでも「応答メッセージ」機能で簡易的な自動応答は設定できますが、日時指定やユーザーの行動に応じた配信はできません。本格的に自動化したい場合は、月額2,980円からのLステップ導入をおすすめします。
Q2. 無料のLINEだけで予約は取れる?
A. 最低限の自動応答とリッチメニューがあれば、予約獲得は十分可能です。ただし、本格的に自動化して効率を上げるなら、Lステップなど有料ツールがおすすめです。
無料でも、Googleフォームと連携した予約受付や、リッチメニューからの電話予約は可能です。まずは無料で始めて、予約数が安定してきたら有料ツールを検討するのが賢明です。
Q3. リッチメニューってどんな内容にすればいい?
A. 予約/施術メニュー/症状別ブログ/アクセス/Q&Aなど、ユーザーの「次の行動」を明確に導く構成が鍵です。
重要なのは、来院を検討している人が「知りたい情報」と「取りたい行動」を想像して設計することです。特に「予約」ボタンは最も目立つ位置(左上)に配置し、迷わずタップできるようにしましょう。
Q4. LINE登録特典は必要ですか?
A. 登録率を上げるためには非常に有効です。整体院では「限定動画」「初回割引」「セルフケアPDF」などが定番で、特に動画コンテンツは高い価値を感じてもらえます。
ただし、特典目当てだけの登録者を避けるため、特典の内容は「院の専門性をアピールできるもの」「実際に来院に繋がりそうなもの」を選ぶことが重要です。
Q5. LINEの配信頻度はどのくらいがベスト?
A. 通常は週1〜月2回で十分です。大事なのは「内容」と「タイミング」で、頻度よりも価値のある情報を適切なタイミングで配信することが重要です。
例えば、季節の変わり目(急激な寒暖差で体調を崩しやすい時期)や、連休前後(体のメンテナンスが必要な時期)など、ユーザーのニーズが高まるタイミングでの配信が効果的です。毎日配信するよりも、「この時期だからこそ知っておきたい」情報を届けましょう。
まとめ|LINEは”つながるだけ”でなく”予約が入る導線”にするべき
多くの整体院がLINEを導入しても思うような成果が出ないのは、「登録して終わり」になってしまっているからです。LINEは単なる連絡ツールではなく、予約が自動で入る強力な集客システムに変えることができます。
成功の鍵は、以下の5つの要素を適切に設計することです:
- 初回登録時の自動応答メッセージで信頼関係の基盤を作る
- ステップ配信で段階的に予約への気持ちを高める
- 予約導線を1タップでわかりやすく設計する
- リッチメニューでユーザーを迷わせない案内をする
- 他の媒体からLINEへの自然な流入を促進する
実際に、これらの仕組みを適切に構築した整体院では、LINE登録から予約への転換率が40%以上向上し、月の新規獲得数が安定して20件以上を実現しています。
LINEは「未来の予約」と「関係性強化」を同時に生み出す最強のツールです。今回紹介した方法を参考に、あなたの整体院でも「予約が自動で入るLINE」を構築してみてください。
まずは基本的な自動応答とリッチメニューの設定から始めて、段階的に高度な自動化を進めていくことをおすすめします。継続的に改善を重ねることで、必ず成果に繋がるはずです。