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住宅・建築業界向け|競合他社のMEOを30分で丸裸にするリサーチ手順

住宅・建築業界向け|競合他社のMEOを30分で丸裸にするリサーチ手順のアイキャッチ

「自社のGoogleビジネスプロフィール(GBP)の初期設定は完璧に終わらせたし、たまに写真も追加している。なのに、どうして検索順位が上がらないのだろう?」

と悩んでいませんか?

この記事は、住宅・建築業界工務店・ハウスメーカー・リフォーム・外構・塗装・防水・屋根・設備など)で、MEO(Googleマップ集客)の順位向上に壁を感じている経営者様やWeb担当者様に向けて執筆しています。

MEOの順位が上がらない最大の理由は、自社のアカウントばかりを見て、「競合他社(ライバル)が何をしているか」を把握していないことにあります。

本記事では、プロのWebマーケターが実際に行っている「競合他社のアカウントをたった30分で丸裸にし、自社の勝ち筋を見つけるリサーチ手順」を4つのステップで大公開します。この記事を読みながら実際に検索画面を開き、ライバルの「弱点」を見つけ出しましょう。

目次

なぜMEOにおいて「競合リサーチ」が必須なのか?

具体的な手順に入る前に、そもそもなぜ「他社のこと」を調べなければならないのか、MEO特有のアルゴリズムの仕組みから理解しておきましょう。

MEOは絶対評価ではなく「相対評価」の陣取り合戦

学校のテストのように「80点以上取れば全員合格」という絶対評価の世界であれば、自社のプロフィールだけを磨き続ければ結果は出ます。

しかし、MEOは違います。

Google検索で地域名+業種を検索した際、マップの横に目立って表示される枠(ローカルパック)は、たったの「3枠」しかありません。

MEOとは、この3つの椅子を同じ地域のライバル企業と奪い合う「相対評価の陣取り合戦」なのです。

仮にあなたの会社のMEO施策が「50点」のレベルだったとしても、同じ商圏にいる競合他社がすべて「30点」であれば、あなたは余裕で上位3位に入り、問い合わせを独占できます。逆に、あなたが「80点」の努力をしていても、競合3社が「100点」の施策をやっていれば、あなたの会社は一生画面に表示されません。

だからこそ、「今の自分の地域は何点取れば勝てるのか」を知る必要があるのです。

競合の「弱点(やっていないこと)」が自社の勝ち筋になる

競合リサーチの目的は、ライバルの強さに絶望することではありません。

「ライバルがサボっている部分(隙)」を見つけることです。

「口コミは100件あるけれど、直近1年間は全く増えていないな」「写真は綺麗だけど、口コミへの返信は1件もしていないな」といった弱点を見つけ、「じゃあうちは、最新の口コミを毎月集めて、丁寧に返信することで『現在進行形で活気がある会社』としてGoogleにアピールしよう」という戦略(勝ち筋)を立てるために行うのです。

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【準備編】リサーチ前に設定する「2つの前提条件」

それではリサーチを始めますが、その前にパソコンやスマホで以下の2つの準備を行ってください。

1. 自社が勝ちたい「検索キーワード」を決める

闇雲に調べるのではなく、自社が一番お客様を獲得したい検索キーワードを1〜2個に絞ります。

基本は「地域名 + 業種(またはサービス名)」です。

キーワード例:「〇〇市 工務店」「〇〇市 リフォーム」「〇〇市 外壁塗装」「〇〇市 外構工事」

2. ブラウザの「シークレットモード」を使用する

これが非常に重要です。

普段使っているGoogle Chromeなどのブラウザでそのまま検索すると、「パーソナライズ機能」が働き、あなたが普段よく見ている自社のサイトやマップが意図的に上位に表示されてしまいます。

これでは「一般のお客様から見た本当の順位」が分かりません。

必ずブラウザのメニューから「シークレットモード(またはプライベートウィンドウ)」を開き、過去の検索履歴や現在地の影響を受けないクリーンな状態で検索窓にキーワードを打ち込んでください。

【実践編】30分で丸裸!競合MEOリサーチ・4つの手順

準備ができたら、ストップウォッチを30分に設定し、以下の4つの手順で上位企業を分析していきます。

手順1. 検索結果の上位3社(ローカルパック)を特定する

シークレットモードで「〇〇市 工務店」と検索し、検索結果の最上部(または広告のすぐ下)に表示されるGoogleマップの「上位3社」をメモします。

この3社が、あなたの会社が倒すべき直接のライバル(地域No.1〜No.3)です。

さらに「すべて表示」をクリックし、自社が現在何位にいるのかも確認しておきましょう。

自社が10位以下であれば、上位陣とは明確な「施策の差」がある証拠です。

手順2. 「ビジネス名」と「カテゴリ」をチェックする

次に、上位3社のプロフィールをそれぞれクリックし、基本情報を確認します。

  • ビジネス名:ライバルの名前の中に、「〇〇市で自然素材の注文住宅なら〜」といった検索キーワードが不自然に詰め込まれていないか確認します。もし詰め込まれていれば、それはGoogleのガイドライン違反です(対処法は後述のアクション3で解説します)。
  • メインカテゴリ:ライバルがどのカテゴリで登録しているかを確認します。「工務店」なのか「建築設計事務所」なのか。自社の設定と見比べ、検索キーワードに最も適したカテゴリを選べているかチェックしましょう。

手順3. 「口コミの数・点数・返信率」を分析する

ここが一番の勝負の分かれ目です。

上位3社の「口コミ(レビュー)」の項目をじっくり分析します。見るべきポイントは以下の3つです。

  1. 総数と平均点数:ライバルは口コミを何件集めていて、星はいくつ(例:4.5など)か。これが当面のあなたの「目標スコア」になります。
  2. 最新の口コミの「鮮度」:口コミを「新しい順」に並び替えてください。上位企業でも「最新の口コミが1年前」で止まっていることはよくあります。もしそうなら、自社が「毎月1件」でも新しい口コミを集めれば、鮮度の評価で勝つことができます。
  3. オーナーからの「返信率と質」:ライバルは口コミに対して返信をしているか。している場合、「ありがとうございます」のコピペか、それともお客様ごとにエピソードを交えた丁寧な返信かを確認します。

手順4. 「写真の質」と「投稿の頻度」を確認する

最後に、プロフィールの見栄えと運用状況を確認します。

  • 写真:どんな写真を載せているか。「完成した家の外観」ばかりか、それとも「職人の笑顔」や「打ち合わせ風景」などの“人”が見える写真を載せているか。
  • 最新情報(投稿機能):「最新情報」のタブを見て、最後に投稿されたのはいつかを確認します。ここが放置されている企業は非常に多いため、自社が月に1回でも投稿を継続すれば、大きなアドバンテージになります。
  • Q&A:「質問と回答」が設定されているか。上位企業でもここが空欄のままになっているケースが大半です。
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リサーチ結果を自社のMEOに落とし込む「3つのアクション」

30分のリサーチで上位3社の「強み」と「弱み」が見えてきたはずです。

ここからは、その結果をもとに自社のアカウントをどう改善していくか(どうやってライバルを出し抜くか)というアクションプランを解説します。

アクション1. 競合がサボっている「隙間」を徹底的に埋める

リサーチの結果、上位3社が「やっていないこと」があれば、それは自社にとって最大のチャンス(勝ち筋)です。

例えば、上位の工務店が「綺麗な完成写真」しか載せていなければ、自社は「職人の泥臭い作業風景」や「スタッフの紹介写真」を大量に投下して、安心感で差別化を図ります。上位の会社が「最新情報」や「Q&A」を全く更新していなければ、自社はそれを徹底的に埋めることで、Googleから「この地域で最も情報が充実しているアクティブな店舗」として評価を受け、一気に順位をひっくり返すことができます。

アクション2. 口コミの「数」で負けているなら「質」で勝負する

老舗の競合他社がすでに口コミを50件、100件と集めている場合、「数」で追いつくには何年もかかってしまいます。

その場合は戦い方を変え、「質(内容の濃さ)と鮮度」で勝負します。

口コミの数は少なくても、「長文で具体的な感謝が書かれている口コミ」「施工後の写真が一緒に添付されている口コミ」、そして「それに対するオーナーの誠実で長文の返信」があれば、検索順位においても、見込み客の成約率においても、中身のない100件の口コミを圧倒することが可能です。

アクション3. 悪質なガイドライン違反業者は「報告」する

リサーチの手順2で、ビジネス名に「〇〇市 激安外壁塗装の株式会社〇〇」といったように、検索キーワードを不自然に詰め込んでいる競合を見つけることがあります。実は、これはMEOの順位を不正に上げるための違反行為(スパム)です。

こうしたズルをして上位にいる業者によって、真面目に運用している自社の順位が押し下げられている場合は、Googleに対して「情報の修正を提案」してください。
相手のプロフィールから「情報の修正を提案」→「名前またはその他の情報を変更」をクリックし、キーワード部分を削除した「正しい正式名称」を送信します。Googleの審査が通り名称が修正されれば、不正な順位のゲタが外れ、自社が繰り上がりで上位に浮上する可能性が高くなります。

【Q&A】競合リサーチに関するよくある質問

競合リサーチを行う際、現場の担当者様からよくいただく疑問にお答えします。

Q1. 競合が強すぎて(口コミ100件以上など)勝てる気がしません。どうすればいいですか?

A. 激戦区のビッグキーワードを避け、「ニッチなキーワード」にズラして勝負しましょう。

例えば「〇〇市 リフォーム」という大きなキーワードで大手企業が上位を独占しているなら、そこでの勝負は一旦避けます。代わりに「〇〇市 キッチンリフォーム」「〇〇市 雨漏り修理」といった、より目的が明確で、競合が対策しきれていないニッチなキーワード(ロングテールキーワード)で確実に1位を獲る戦略に切り替えてください。ニッチなキーワードで検索するユーザーは「今すぐ客」である可能性が高く、成約率も非常に高くなります。

Q2. 順位チェックツールなどの「有料ツール」は導入すべきですか?

A. 1〜2店舗の地域密着ビジネスであれば、最初は目視(手動)で十分です。

複数の県にまたがって何十店舗も展開しているハウスメーカーであれば、一括管理ツールが必要です。しかし、特定の市町村だけで勝負する地域密着の工務店やリフォーム業者であれば、月に1回、シークレットモードで自ら検索して順位と競合の状況を目視する「30分の手動リサーチ」で十分に状況は把握できます。まずはツール代をかけずに、基本の運用に時間を割いてください。

Q3. 競合リサーチは、どれくらいの頻度で行うべきですか?

A. 「月に1回」のルーティン作業として定着させてください。

競合もまた、日々新しい口コミを獲得したり、設定を変更したりしています。毎月月末など、「自社のMEO運用(写真追加や最新情報の投稿)」を行うタイミングに合わせて、その直前の30分を「競合のチェック時間」としてスケジュールに組み込むのが最も効率的です。

まとめ|敵を知り、自社の「勝ち筋」を見つけよう

MEO集客において、自社の強みだけを一方的に叫んでいても上位表示はされません。「同じ地域で、お客様はどんな会社と比較しているのか」「その中で、自社はどうやって目立つのか」という客観的な視点を持つことが、最短で成果を出すための絶対条件です。

【この記事のまとめ(リサーチの4手順)】
1. シークレットモードで検索し、上位3社を特定する。
2. ビジネス名・カテゴリに違反や漏れがないか確認する。
3. 口コミの数・鮮度・返信率を分析し、自社の目標値を決める。
4. 写真や最新情報の更新頻度を確認し、競合の「サボっている隙」を見つける。

まずは今日の仕事の合間に、パソコンをシークレットモードにして「自社が勝ちたいキーワード」で検索してみてください。

その30分の行動が、無駄な努力を防ぎ、自社を地域No.1へと導く確実な羅針盤となります。

競合の弱点を見つけた後、具体的に自社のアカウントをどう運用して追い抜いていくかについては、こちらのMEO完全ガイドを参考にしてください。
https://marklis.com/koumuten-meo-google-business-profile-guide/


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プロフィール(工務店向け)– Marklis
監修・著者情報
若林 壮のプロフィール写真
工務店専門マーケティング支援|マークリスWEBマーケティング
工務店・建築業界 マーケティングディレクター

若林 壮

地域密着の工務店さまの「問い合わせが増えない」「ホームページと地図の情報がバラバラ」といった課題から、 戦略の整理、実行、改善までを一気通貫で支援しています。新築・リフォームの切り分け、 Googleビジネスプロフィール(MEO)と施工事例・ブログの連動、口コミ・投稿の運用設計などを、短期でPDCAをしっかり回していくことで、現場が忙しい状態でも成果を出す運用を重視します。 これまでに200社以上のマーケティング施策に関わり、工務店・リフォーム・設備・外構など建築まわりの案件に特に多く携わってきました。 得意領域は、地域名検索を意識したキーワードと導線設計、見積前の不安を減らすコンテンツ設計、 そしてMEO・SEO・SNS・広告・LINEを組み合わせた工務店向けの統合施策です。

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